バフェット太郎です。

原油安を背景にエネルギー株の下げが止まりません。

【エネルギー・セクター・SPDR・ファンド:XLE】
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S&P500指数に組み入れられているエネルギー株で構成されているETF、エネルギー・セクター・SPDR・ファンドETF(XLE)の週足チャートです。16年12月の利上げ以降、一貫して下落していることが確認できます。

【エクソン・モービル:XOM】
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一方でエクソン・モービル(XOM)の株価は2月に底値を付けると、それ以降80ドルを節目に買い支えられており、年初来で約-10%安と他のエネルギー株より下落率が低いです。これは3.77%という高い配当利回りが投資家の目に魅力的に映るためです。

また、探査・生産など上流部門に特化しておらず、設備投資を抑制しながら利益とフリーキャッシュフローに焦点を当てるなど、健全な経営姿勢が投資家の安心材料にもなっています。

【原油先物相場:$WTIC】
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原油先物価格は16年以降、概ね42.5~55ドルのレンジで推移していることが確認できます。

これは、パーミアン地区の油田が1バレル40ドルで採算が取れるとされているため、この水準を下回れば生産が止まることから供給不足懸念を材料に価格が上昇し、50ドルを上回れば供給過剰懸念から価格が下落するためです。しかし、この40ドルで採算が取れるという計算は、土地取得費用や本社経費などを含まないため、実際の損益は限りなく近く、40ドルでは十分な利益が乗りません。

そのため、損益分岐点の高い上流部門(生産・探査)に特化した企業にとって苦しい局面はまだまだ続きそうです。

このような状況であるのにも関わらず、エクソン・モービル、シェブロン、ロイヤルダッチシェル、トタルの五大メジャーは、1兆2000億ドルもの多額の設備投資をすることで、米国のエネルギー生産量が予想を上回る伸びを示していることに加えて、米国の探査大手20社と中堅24社合計の設備投資が、17年は48%増、18年は15%増と予想されていることも原油価格の重しとなっています。

こうした中で、投資銀行は原油価格の予想を従来の「60ドル」から「40~50ドル」へ引き下げました。

さて、原油価格が低迷する中でも繁栄するエネルギー企業は、損益分岐点の低いエクソン・モービル(XOM)やシェブロン(CVX)のような企業になります。

エクソン・モービル(XOM)の石油埋蔵量は世界有数で、下流部門の化学事業および石油精製事業が原油安の影響を緩和しています。また、シェブロン(CVX)はオーストラリアの天然ガス田の生産開始によってキャッシュフローの見通しは改善しています。

多くの投資家が長期的な原油安を嫌気してエネルギー株投資を避けていますが、他のセクターが過去最高値圏で推移しており、割安感がない中で、高配当で優良割安株のエクソン・モービル(XOM)やシェブロン(CVX)は投資妙味が高まっていると思います。

グッドラック。

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