バフェット太郎です。

ダウ平均が2万1891.12ドルと四営業日連続で史上最高値を更新する中、これまで相場の牽引役となっていたFAAMG株はそれぞれ、フェイスブック(FB)-1.86%安、アマゾン・ドット・コム(AMZN)-3.16%安、アップル(AAPL)-0.52%安、マイクロソフト(MSFT)-0.47%安、アルファベット(GOOGL)-1.34%安と軒並み急落しました。

この中で、アマゾン(AMZN)とアルファベット(GOOGL)が50日移動平均線を割り込むなど特に冴えません。

【アマゾン・ドット・コム:AMZN】
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【アルファベット:GOOGL】
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さて、先日発表したアマゾン(AMZN)の第2四半期決算は、売上高こそ予想を上回ったものの、EPSは予想を大幅に下回ったことに加えて、ガイダンスも下方修正されるなど投資家の失望を誘いました。決算発表後、アマゾン(AMZN)の株価は-2.5%安に沈んでいます。

とは言え、アマゾン(AMZN)がこれまでずっと赤字をたれ流していたことや、ドル箱となったアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)が数年前までは無かったことを考えると、投資家たちは目の前の利益などどうでも良いと考えて居て、売上高がしっかり伸びているかだけを見ています。

アルファベット(GOOGL)の第2四半期決算は予想を上回ったものの、主力の広告事業で顧客を獲得するためのTAC(トラフィック獲得コスト)が売上高の伸び率を上回ったことや、EU(欧州連合)の規制当局による制裁金問題に依然としいて火種が残っていること、そして年初来で株価が26%高と上昇していた反動などから、決算発表後、株価は-3.01%安と急落しました。

TAC(トラフィック獲得コスト)が大幅に上昇した主な要因は、インターネット社会が成熟しつつある中、これまで検索エンジンを提供するだけで自動的にユーザーと広告収入を得ることができたものの、現在は新規ユーザーを獲得するために対価を支払う必要に迫られているためです。

例えば、アルファベット(GOOGL)は「iPhone」の主要な検索エンジンとなるため、アップル(AAPL)に対して数十億ドルもの対価を支払っています。その結果、モバイル広告の利益率は67%と、デスクトップの80%を下回るのです。とは言え、TACが11億ドル増加した一方で広告収入が35億3000万ドル増加したことを考えれば、極めてコストパフォーマンスが高く、利益率が悪化するとは言え必要な投資として考えるべきです。

長期的に見た場合のアルファベット(GOOGL)の問題は、広告収入の利益率の低下でもなければ、EU当局による制裁金でもありません。広告事業以外の分野に多角化できていないことです。アルファベット(GOOGL)は広告収入から上がる莫大なキャッシュフローを利用して広告以外の事業に積極的に投資(モトローラなどに数十億ドルの投資)をしているものの、依然として成果が見えてきません。

また、アマゾン(AMZN)も同様に成長するために莫大な投資をしているものの、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)以外は依然として収益を生み出す魅力的な事業が育っていません。しかし、栄枯盛衰の激しいハイテク業界で投資を止めれば未来もないというジレンマもあり、いつ成功するのかもわからない事業に永遠に投資し続けなければならないのです。

アルファベット(GOOGL)とアマゾン(AMZN)の売上高は確かに上昇しています。しかし、これはあくまで高PERを維持させるためでしかなく、真に投資家が報われるには利益を上げるしか方法はないのです。多角化に成功できないまま時間だけが過ぎれば、いずれ信者(投資家)は離散します。

グッドラック。

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