バフェット太郎です。

7月25・26日に開催されたFOMC(米連邦公開市場委員会)の議事要旨によれば、インフレ率が鈍化していることについてFRB(連邦準備制度理事会)内で意見が分かれていて、一部のメンバーから「インフレ率が目標とする2%へ向けて前進している『さらなる証拠』が確認されるまでは追加の利上げを見送るべきだ」とし、政策金利は現行の1.00~1.25%のレンジが適切との見方を示しました。

こうした中、投資家たちは力強い労働市場と好調な企業決算に加えて、金融緩和状態が続くことを好感して株を選好。ダウ平均は+25.88ドル(+0.12%)高の2万2024.87ドルと2万2000ドルの大台を回復しました。

しかし、他のメンバーは堅調な労働市場と株高を背景にインフレ率が2%を超えて急上昇し、制御不能になる可能性に懸念を示しています。こうしたメンバーたちは、利上げを長く待ちすぎればインフレ率がオーバーシュート(行き過ぎた動きを)する可能性が高まり、それを抑え付けるために利上げのピッチが加速せざるを得なくなり、結果的に景気後退を早めてしまうことを懸念しています。そのため『さらなる証拠』を待ってからでは遅く、市場と対話し、理解を得た上で段階的に緩やかな利上げをしていくべきと考えています。

経済指標を振り返ると、7月の非農業部門就業者数は前月比20万9000人増と順調に拡大しており、失業率に至っては4.3%に下がるなど16年ぶりの低水準を記録しています。また、雇用の改善が旺盛な買い物需要を生み、7月の米小売売上高は前月比予想0.4%増に対して、結果0.6%増と7カ月ぶりの大幅な増加を記録しました。加えて、6月は0.2%減から0.3%増へ上方修正され、百貨店や建築資材など幅広い分野で売上高が伸びるなど堅調な個人消費を示唆しています。

今後、労働市場がさらにひっ迫し賃金の上昇に弾みがつけば、インフレ率も次第に上昇していくことが期待されます。従って12月の利上げの有無に関わらず、米国の景気拡大期はまだしばらく続く可能性が高いため、投資家はゲームから降りるべきではありません。

バフェット太郎の身近にも、普段、投資・経済に一切興味を示さない人が投資に興味を持ち始めました。過去の経験則に従えば、まず、懐疑の中で賢明な投資家が参入し、成熟する中で愚かな投資家が参入します。楽観の中で賢明な投資家がポートフォリオを清算し、悲観の中で愚かな投資家たちの死亡が確認されます。

愚かな投資家たちが参入しつつある今、相場は成熟期を迎えていることを示唆しています。こうした中、短期的な調整局面を迎えながら、株価は「楽観」に向けてさらに上昇することが予想されます。

賢明な投資家も愚かな投資家も、誰もが儲かる相場を経てバブルは弾けるものなので、賢明な投資家たちもまた愚かな投資家たちと同様に踊り続けなければなりません。そして踊りながらも冷静にポートフォリオを調整・清算しつつ、その場をゆっくり離れるのが大人というものです。

グッドラック。

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