バフェット太郎です。

クソダサい投資家ほど「バイ・アンド・ホールド」するだけでお金持ちになれると信じています。

そもそも、「バイ・アンド・ホールド」とは「買ったら売らない」という永久保有を意味する言葉ですが、この投資戦略はどの銘柄にも適用できるわけではありません。

例えば、事業規模が大きいこと、市場シェアが圧倒的であること、構造的な競争優位性があること、消費者になじみのあるブランドを保有していることなどが条件に入るため、過去数年間業績が右肩上がりで成長し、株価が上昇してきただけの銘柄は「バイ・アンド・ホールド」対象銘柄にはなりません。

先日も二人のクソダサい投資家が大損していましたが、スポーツシューズショップ大手のフット・ロッカー(FL)FLはその典型的な例です。

【営業利益・純利益・売上高】
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10年以降、業績は右肩上がりで拡大し、営業利益率は12.95%、ROE21.43%と内容も良かったです。フットロッカーは女性用や子供用などセグメントされた9ブランドのショップを展開しており、23か国に3400店弱出店しています。取引は大手メーカーに集中しており、特にナイキ(NKE)が7割を占めるなど依存度が大きかったです。

【EPS・DPS・BPS】
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EPS(一株当たりの利益)、BPS(一株当たりの純資産)共に右肩上がりで上昇しており、この成長は永遠に続くものだと錯覚してしまいそうです。

グロース株で成功した投資家ほど、フットロッカーのような業績が右肩上がりで上昇する銘柄を好んで投資しているので、グロース株投資としてのフットロッカーはこの時点では少なくとも誰の目にも魅力的に映ります。

【キャッシュフロー】
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本業の儲けを表す営業キャッシュフローは金融危機でもマイナスに転落することなく堅調に推移していました。そもそも不況だからと言って人々がスニーカーを履かなくなるわけではないので、安定したキャッシュフローが見込めるのかもしれません。

しかし、ナイキ(NKE)の顧客だった小売のスポーツオーソリティが破綻すると、大量の在庫を転売業者が買い取り、インターネットで大量に値引き販売するなどしたため、フットロッカー(FL)は打撃を受けました。

アマゾン・ドット・コム(AMZN)の躍進で伝統的な小売企業の淘汰が続く中、値引き販売はますます拡大するのでフットロッカー(FL)の利益率も悪化すると思います。

このように、10年近く業績が右肩上がりで拡大し、08年の金融危機以降、株価が18倍高と大暴騰したものの、待っていたのは一日で25%もの大暴落でした。

フットロッカー(FL)は「バイアンドホールド」の対象となり得る条件のうち、事業規模が大きいこと、市場シェアが圧倒的であること、構造的な競争優位性があること、消費者に馴染みのあるブランドを保有していることなどの条件を一つも満たしていません。

もし、あなたが「バイ・アンド・ホールド」を決めた銘柄が上記の条件を全て満たしていないなら、長期保有は考え直した方が良いです。また、条件を満たさない銘柄を株価が下がったからという理由でナンピン買いすれば、さらに傷を大きくするだけなので絶対に止めてください。

グッドラック。

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