バフェット太郎です。

今週、北朝鮮情勢を巡る警戒感の高まりやトランプ大統領による政権運営の不確実性と税制改革の遅れ、さらに大型ハリケーン「イルマ」による労働市場への打撃とそれに伴う利上げ観測の後退。加えてメキシコ沖でマグニチュード8.2の大地震が発生しました。

こうした中、投資家の不安心理を示すVIX指数は前週比+19.64%高と大きく上昇したものの、過去二年間を振り返ると平均以下の水準でしかなく、市場参加者たちは油断しているとの見方が広がっています。

【$VIX(恐怖指数):週足】
1
「ブラックスワン」。作家で学者でもあるナシーム・ニコラス・タレブ氏が広めた言葉で、事前に予想することができないため、起きた時の衝撃が大きい事象のことを言います。例えば08年の金融危機や01年の9.11テロ事件、00年のITバブル崩壊、87年のブラックマンデーなどのことです。

現在、北朝鮮を巡る地政学的リスクが高まりやトランプ大統領に対する政策運営能力の有無、大型ハリケーンによる大規模な自然災害など、「ブラックスワン」となり得る材料が見え隠れしつつある中で、株式市場のバリュエーションは過去最高水準で割高感があり、VIX指数を見る限り多くの投資家たちは不安に怯えている様子はありません。

そのため、投資家は油断しており、不測の事態にパニックに陥る可能性があると、一部のアナリストは警鐘を鳴らしています。とは言え、17年以降、安全資産とされる米国債と金に投資資金が流入しており、市場参加者たちが必ずしも油断しているとは言い切れません。

【米10年債利回り:週足】
3
米10年債利回りは2.62%から2.06%と-21.37%pt急落(価格は急騰)しています。

【金先物価格:週足】
4
金先物価格は16年末の1124ドルから1351ドルと+20.2%上昇しています。

【ドル指数:週足】
5
一方、ドル指数は主要通貨に対して売られており、直近の高値103.82から91.33と-12.03%急落しました。
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【ドル円:週足】
6
ドル円は1ドル118.66円から107.80円とー9.15%下落しています。

【ダウ平均:週足】
2
ダウ平均はわずか8カ月で1万9762.60ドルから2万1797.79ドルと+10.29%上昇し、市場から割高との見方が広がっていますが、ドルが下落していることを考えれば、昨年末からバリュエーションはほとんど変わっていないと見ることもできます。

【円建てダウ平均:2017】
7
円建てダウ平均は234万円から235万円と年初来ほぼ横ばいで推移しており、ドル指数も主要通貨に対して下落していることを考えれば、米国株が今年に入って極端に買われているなどということはありません。

そのため近い将来、株式市場が急落して調整局面を迎えることになっても、その調整幅は限定的で短期間のうちに終わると思います。

グッドラック。

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