バフェット太郎(@buffett_taro)です。

ビットコインが5000ドルから3500ドルへ暴落しています。

ウォール・ストリートジャーナルによれば、米金融大手のJPモルガン・チェース(JPM)JPMのジェームズ・ダイモンCEOはビットコインに対して、「詐欺であり、いずれ破綻するだろう」と述べました。

また、「ビットコインを取引するようなトレーダーが社内にいたらすぐさまクビにする」とし、取引は「われわれのルールに反する」と述べ、ビットコインを売買するトレーダーを「まぬけだ」と主張しました。

一方で、本質的な価値のわからないビットコインはさらに値上がりし、価格は2万ドル(現在3500ドル程度)まで上昇する可能性があると指摘しました。また、その2万ドルという価格の根拠については特にないようで、別の会合では10万ドルに達するかもしれないとし、さらに自分の娘がビットコイン取引で利益を得て、自分は天才だと勘違いしていると話しました。

ダイモンは二年前の2015年11月、ビットコインがまだ330ドルで推移していた頃から、「国が管理しない通貨が存在することを各国政府が認めるわけがない」と主張していました。実際、中国では仮想通貨取引所が9月末までに閉鎖する見通しで、ビットコイン取引所大手の「BTCチャイナ」は月末であらゆる取引を停止すると発表したことから、次第に現実味を帯びてきたわけです。

ビットコインはそれ自体が価値のあるものではありません。多くのユーザーが価値があると信じれば、ビットコインは価値のあるものになります。しかし、価格が上がってるから価値があるわけでもありません。

例えば、1630年代に起きたチューリップ・バブルでは、チューリップの球根ひとつで家が建ったとされています。チューリップの球根それ自体は、キレイな花を咲かせる以上の価値があるわけではありませんが、多くの人々が球根は価値があると信じれば価格が上がります。とは言え、彼らは価格が上がることを価値があると信じたため、バブルの崩壊とともに大損したのです。

ビットコインは今、これとほとんど同じ状況にあります。そもそもビットコインは「スマホで簡単に決済ができる」「決済コストが小さい」「政府に把握されない」ということに価値があり、値上がりすることに価値があるわけではありません。

そして「政府に把握されない」ということの価値は犯罪者にとって特に魅力的なので、ビットコイン価格の高騰は、犯罪組織など裏社会のアングラマネー拡大の温床となり得ます。

ビットコイン市場に大量の投資資金が入れば価格は高騰すると信じているトレーダーもいますが、アングラマネー拡大を懸念した各国の政府が、ビットコイン市場に投資資金が流入しないように規制すれば、トレーダーたちは失望し、ビットコインバブルは崩壊します。

とは言え、中国以外の各国政府が規制するという話はまだ聞かなにので、ダイモンが指摘するように2万~10万ドルまで高騰する可能性はあります。

もちろん、これは投資ではなくて投機なので、値上がりに賭けたギャンブルをしたい人はすればいいですし、ビットコインが長期的に資産になり得ると考える投資家は、ポートフォリオの5%くらいを限度に投資してもいいと思います。

取引所が閉鎖してもビットコインがなくなるわけではありませんし、裏社会が消えることはなくアングラマネーとして流通し続けるのでビットコインの価値がなくなるわけではありません。

また、北朝鮮やベネズエラなど政府が発行する通貨を使いたくない国の人たちにとっても利用価値があるので、将来、北朝鮮で豪遊することを夢見て保有するのも面白いかもせれませんよ。