バフェット太郎(@buffett_taro)です。

自称長期投資家のなかには、将来有望の中・小型グロース株に長期投資した方が、成熟した大型バリュー株に投資するよりもずっと大きなリターンが期待できると考えている投資家も少なくありません。

これは、チャートを眺めると大型バリュー株より、中・小型グロース株の方がずっと大きく値上がりしているためです。そのため個人投資家たちは、永続的に業績が拡大し続ける小型株に投資して、長期で保有することでお金持ちになれると夢見てるわけです。

しかし、中・小型グロース株に長期投資してお金持ちになった人がほとんどいないことから、この投資戦略がかなり難しいことだということがわかると思います。

例えば、米上場企業は倒産やM&A(合併・買収)の影響、IPO(新規株式公開)の減少などにより、96年の8000社余りから2016年には4400社とほぼ半減しています。これは、株式市場が勝者総取りの独占・寡占的市場という特徴が強まっているためで、多くの中・小型株が淘汰されたことを意味します。

つまり、あなたが将来有望と考える中・小型株は多くの場合で淘汰される運命にあるわけです。それでは、どうして多くの個人投資家は中・小型グロース株に投資した方が成熟した大型グロース株に投資するよりずっと大きなリターンが期待できると誤解してしまうのでしょうか。

それは生存バイアスに支配されていると言えます。生存バイアスとは、敗者を無視して勝者のみを評価することで偏った判断をしてしまうことを言います。
SPONSORED LINK
例えば、投資専門雑誌で度々紹介されている個人投資家の意見などが典型的な生存バイアスです。これは同じ投資戦略を採用した結果、大損して退場した多くの敗者を無視しているからです。

多くの個人投資家が「中・小型グロース株に長期投資すれば儲かるのでは?」と考えるのは、彼らには生き残った中・小型グロース株の株価チャートしか見えておらず、淘汰された多くの中・小型グロース株を無視して評価しているためです。

しかし、多くの個人投資家は生存バイアスに支配されていると気づいていませんから、数年で大暴騰した中・小型グロース株を見つけては、将来有望のイケてるグロース株に長期投資すれば儲かると勘違いして、株式市場という壮大なカジノでギャンブルをするわけです。

ギャンブルの世界は同元が儲かると相場が決まっているので、多くの場合で身包みを剥がされるのがオチです。ただ、ギャンブルである以上、大儲けできる可能性がないわけではないので、人生を賭けた大勝負をしてみるのも面白いかもしれませんね。

ちなみに、捨てれる程度の未来しか残されていない人ほどギャンブルに積極的になれますし、捨てるにはもったいない未来が待っている人ほどギャンブルに消極的になるので、投資の世界で若くしてお金持ちになった個人投資家というのは、大抵、社会人時代の年収が平均以下であることが多いです。

グッドラック。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
大変励みになります。今日も応援のポチお願いします
SPONSORED LINK