バフェット太郎(@buffett_taro)です。

25日のNYダウ株式市場は前日比ー53.50ドル(ー0.24%)安の2万2296.09ドルと下落して取引を終えました。北朝鮮を巡る地政学的リスクの高まりを受けて、投資資金がリスク資産とされる株式から安全資産とされる債券や金、円に流れました。

訪米中の北朝鮮の李溶浩(リ・ヨンホ)外相は記者団に対し、「トランプ大統領は北朝鮮に対して明白な宣戦布告をした」とし、「宣戦布告をした以上、戦略爆撃機が我々の領空に入らなくても、撃ち落とす権利を含め、あらゆる自衛的対応を取る権利を考慮することになる」と警告しました。

これを受けて、これまで市場の牽引役だったハイテク株が売られました。FAAMG銘柄のフェイスブック(FB)はー4.53%安、アップル(AAPL)ー0.86%安、アマゾン・ドット・コム(AMZN)ー1.61%安、マイクロソフト(MSFT)ー1.51%安、アルファベット(GOOGL)ー0.91%安、さらに人気ハイテク株のエヌヴィディア(NVDA)ー4.50%安、ネットフリックス(NFLX)ー4.68%安、テスラ(TSLA)ー1.80%安と軒並み急落しました。

一方で原油株の上昇を受けてエネルギー株が買われました。主要産油国が世界の原油市場がリバランス(再均衡)に向かっているとの見解を示したことが材料視されました。さらにトルコがイラク北部のクルド人自治区からトルコに通じるパイプラインの原油輸送を停止すると警告したことも原油価格を押し上げました。

これを受けて原油先物市場は+3.08%高の52.22ドル。エクソン・モービル(XOM)は+1.33%高となるなどエネルギー株が軒並み上昇しました。

★★★

さて、ミシガン大学が今月行った消費者心理に関する調査によれば、一年後に相場が上昇する可能性は過去最高の平均65%と予想されています。

つまり、個人投資家はかなり長く続いた上昇相場の後になってやっと、上昇がこれからも続くと考える傾向にあるというわけです。しかし、過去の実績を振り返れば、ミシガン大の指標が60%を上回ると株式市場は一年後に約3%下げていることが確認されています。

一方で、指標が40%を下回っている場合、つまり、多くの個人投資家が将来の見通しに悲観的になっている場合、一年後の株式市場は上昇する傾向にあるそうです。

従って、過去の経験則に従えば、株などのリスク資産を売って、債券や円、金などの安全資産に資金を振り分けておいた方が、短期的には良好なパフォーマンスが期待できるかもしれません。

ただし、多くの個人投資家がタイミングよく高値で売り抜けることもできなければ、底値で買い戻すこともできないこと、そして、含み益に対して確実に課税されることを考えれば、株を売らずに企業から配当を受け取り再投資した方がよっぽど良好なパフォーマンスが期待できると思います。

「株は安く買って高くなったら売る」。投資の世界ではそういう投資スタイルは運任せのギャンブルだということがわかっているので、もうそういう投資はいい加減止めませんか?

「株を買って、世界経済の成長を忍耐強く待ち続ける」。これが投資の王道です。もちろん、株式市場は参加者にとって巨大なカジノとなり得るので、ギャンブルをしたい人は頻繁に売買を繰り返してもいいと思いますよ。あなたがギャンブルで成功する可能性も少なからずあるのだから。

グッドラック。

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