バフェット太郎(@buffett_taro)です。

投資の世界では、勤勉で企業分析する能力に長けている有能なアナリストやファンドマネジャーであっても、長期的に見れば市場平均に負けることの方が多いです。

これは効率的市場仮説で説明できます。効率的市場仮説とは、株価はあらゆる情報を瞬時に織り込むため、どれだけ能力が高い有能な投資家であっても市場を出し抜くことができないというわけです。ただし、効率的市場仮説は必ずしも正しいわけではありませ。

例えば、01年のITバブル崩壊や08年の金融危機を振り返ると株価は短期間のうちに大暴落しています。これは多くの市場参加者たちが投資判断を誤り、マーケットが効率的に機能していなかったと言えます。

では、なぜ多くの投資家たちは投資判断を誤ったのでしょうか。

08年の金融危機直前を思い返すと、世界最大級の格付け会社スタンダード&プアーズやムーディーズのアナリストたちは、クライアントである投資銀行から数百万ドルもの報酬を受け取って債券の格付け業務を請け負っていました。

この時、「数百万ドルもの報酬を受け取っているからといって、格付け業務は真面目に厳しくやります」なんて言っていたらライバルに仕事を奪われるだけなので、実際にそれだけの価値がないときでさえ、可能な限り高い格付けを付与していました。

当時、リスクの高い住宅ローン債にトリプルAという最高格付けがなされ、投資銀行は大手を振ってばら撒くように売りさばいた結果、住宅バブルが膨張、株式市場の大暴落と100年に一度の大不況を招きました。

残念ですが、こうした構造は今もなお変わっていません。バフェットの言葉を借りれば、株を買うべきかどうかをアナリストに聞くのは、床屋で髪を切るべきかどうかを聞くのと同じことです。つまり、株価が上昇し、ウォール街に莫大な投資資金が流入する時、彼らはここぞとばかりに「買い」煽りをします。

群衆が偏った投資判断を下す時、マーケットは効率的に機能しなくなります。08年の金融危機で一度手ひどい目に遭った投資家たちは、後悔しながらも高い勉強代を払ったと言えますが、後悔を二度するのは単なるバカだけです。

グッドラック。

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