バフェット太郎(@buffett_taro)です。

90年代以降のウォーレン・バフェットは、そこそこの企業の株を素晴らしい価格で買うのではなく、素晴らしい企業の株をそこそこの値段で買うことで成功しました。

ここで言う「素晴らしい企業」とは一体どのような企業を差すのかというと、バフェットはよく「ワイド・モート」という造語を使って説明します。そもそもワイド・モートとは、お城の周りを囲う堀のことで、敵の侵略を未然に防ぐ城池を意味します。
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城池を持つ企業というのは、例えば、参入障壁の高いビジネスモデルだったり、圧倒的なシェアを確保していたり、低コストで商品やサービスを提供できる構造的な競争優位性を有していたり、あるいは消費者に馴染みのあるブランドを有していたりと、ライバルが簡単に打ち負かすことのできない潜在的価値を持っている企業です。

そこで今回は、投資の王道である長期投資をテーマに、楽天証券やSBI証券などネット証券から買える銘柄の中から、ワイド・モートの一つである「消費者に馴染みのあるブランド」を有しているディフェンシブ銘柄上位10社を紹介したいと思います。

参考にさせてもらったのはブランドコンサルティング大手の米インターブランド社が発表した『グローバルブランドランキングTOP100-2017』です。

▮食品部門
ケロッグ(K)ランキング43位
朝食用シリアルを開発した世界初の食品メーカーです。主力はコーンフレークの「ケロッグ」で、傘下にはスナック菓子の「プリングルス」があります。

▮飲料部門
コカ・コーラ(KO)ランキング4位
「コカ・コーラ」や「スプライト」「ファンタ」「アクエリアス」「ミニッツメイド」「ジョージア」「いろはす」など500種類を超える膨大な飲料ブランドを擁しています。同社は潤沢なキャッシュフローにモノを言わせて、世界各国の大手飲料会社を買収し、傘下に収めることで成長してきました。将来、世界人口が増加するにつれ、顧客も必然的に増加します。

ペプシコ(PEP)ランキング22位
炭酸飲料の「ペプシ・コーラ」やスナック菓子の「フリトレー」などのブランドを擁しています。ペプシコはスナック菓子の販売を強化したことで、炭酸飲料離れによる減収を飲料部門の落ち込みを補うなど事業ポートフォリオがしっかりしています。

▮アルコール部門
アンハイザー・ブッシュ・インベブ(BUD)ランキング31位
世界大手のビールメーカーで「バドワイザー」「コロナ」「ステラアルトア」「SABミラー」などのビールブランドを擁しており、世界シェアは3割と圧倒的です。

ブラウンファーマン(BF.B)ランキング82位
蒸留酒世界トップ5に入る老舗酒類メーカー。世界首位級のウイスキーブランド「ジャック・ダニエル」や「アーリータイムズ」など25以上のブランドを所有しています。

ディアジオ(DEO)ランキング96位
世界大手の酒類メーカーで、ウイスキーの「ジョニー・ウォーカー」やビールの「ギネス」、ウォッカの「スミノフ」、テキーラの「クエルボ」、ラム酒の「キャプテン・モルガン」などのブランドを擁しています。世界各地で幅広く事業を展開しているので、ディアジオに投資することは世界のアルコール市場に投資することを意味します。

▮日用品部門
プロクター&ギャンブル(PG)ランキング26位
世界最大の日用品メーカーです。髭剃りの「ジレット」やベビー用おむつの「パンパース」、洗濯洗剤の「アリエール」「ボールド」、食器洗剤の「ジョイ」、消臭剤の「ファブリーズ」、ヘアケアの「パンテーン」、化粧品の「SK-Ⅱ」など多彩なブランドを展開しています。近年は不採算ブランドを売却するなどして収益力を改善。ポートフォリオの改革は完了して競争力の高いブランドに経営資源を集中させる体制が整いました。

コルゲート・パルモリーブ(CL)ランキング62位
家庭用品で全米3位の老舗メーカーです。歯磨き粉の「コルゲート・トータル」や制汗剤の「スピード・スティック」、洗剤の「パルモリーブ」などのブランドを擁し、世界200以上の国と地域で展開しています。

▮ヘルスケア部門
ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)ランキング74位
トータル・ヘルスケア企業で医療機器では世界首位級です。一般消費者向けは生活に密着した多彩なブランドを有し、絆創膏の「バンドエイド」、口腔ケアの「リステリン」などを世界展開しています。

▮消費者サービス部門
マクドナルド(MCD)ランキング12位
外食で世界首位のハンバーガーチェーン店です。全世界にフランチャイズ(FC)店舗を展開し、FC比率は93%以上です。収益の柱はロイヤリティフィーやFC店舗から上がる家賃収入で、安定したキャッシュフローが永続的に見込めます。

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以上が「ワイドモート」の一つである消費者に馴染みのある強力なブランドを擁する企業のTOP10です。また、これらの企業はどれも事業規模が大きく、圧倒的なシェアを確保し、低コストで製品を生産できる構造的競争優位性を有するなど、他のワイドモート銘柄の条件も満たしています。

そのため、競合他社はこれらの企業を簡単に打ち負かすことができません。従って、仮にあなたが個別銘柄に永久投資したいなら、上記のような銘柄の中かから一生手放す必要のない銘柄を選ぶといいと思います。

グッドラック。

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