バフェット太郎(@buffett_taro)です。

28日のNYダウ株式市場は前日比+40.49ドル(+0.18%)高の2万2381.20ドルと続伸して取引を終え、S&P500指数は前日比+3.02pt(+0.12%)高の2510.06ptと過去最高値を更新しました。マクドナルドやアッヴィの上昇が指数を押し上げました。

この日、バイオ製薬大手のアッヴィ(ABBV)が前日比+4.90%高と大きく上昇し上場来高値を付けました。上昇した主な要因は、関節リウマチ治療薬「ヒュミラ」の後発薬を巡る訴訟で同業大手のアムジェンと和解したと発表したためです。

アッヴィは「ヒュミラ」の後発薬としてアムジェンが開発した「アムジェンビタ」の全世界での使用と販売について特許使用料を受け取ることを条件に全ての訴訟を取り下げることでアムジェンと合意しました。

収益拡大への期待が広がり、アッヴィの株価は一時前日比+7%以上上昇し上場来高値を付けました。

【アッヴィ:ABBV】
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また、食品大手のケロッグ(K)は新CEOが10月2日付で就任し、ジョン・ブライアントCEOが退任すると発表しました。後任のCEOには健康食品会社ネイチャーズ・バウンティのCEOで、コカ・コーラ(KO)やアンハイザー・ブッシュ・インベブ(BUD)で幹部を務めた経験を持つ、スティーブン・カヒレーンCEOが就任します。

朝食用シリアルを開発した世界初の食品メーカーでもあるケロッグは、消費者の健康志向の高まりを受けて売り上げの低迷が続き、株価は下落基調にあります。こうした客離れはケロッグだけの問題ではなく、食品・菓子大手のモンデリーズ・インターナショナルなども業績の伸び悩みを受けて経営幹部の交代を発表するなど、食品業界でトップの交代が相次いでいます。

【ケロッグ:K】
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ちなみに、消費者の健康志向の高まりを受けて最初に客離れを起こしていたマクドナルド(MCD)はトップ交代後、業績の急回復と共に株価は上昇基調にあります。

ロングボール・リサーチが投資判断を「買い」に引き上げたことを好感してマクドナルドの株価は前日比+2.02%高と大きく上昇しました。

ロングボール・リサーチは、マクドナルドが第3四半期には「ダンキン・ドーナツ」を展開するダンキン・ブランズ・グループ(DNKN)や「バーガーキング」の親会社レストラン・ブランズ・インターナショナル(QSR)に対して、市場シェアを伸ばす公算が大きいとの見通しを示しました。

【マクドナルド:MCD】
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米商務省が発表した米第2四半期GDP(国内総生産)の確報値は予想3.0%増に対して、結果3.1%増と予想を上回り、二年以上ぶりの大幅な伸びとなりました。

ただし、ハリケーン「ハービー」と「イルマ」が一時的に経済活動を抑制したことで、第3四半期は勢いが鈍化すると見られています。ただその後は、復興活動が第4四半期と2018年の第1四半期のGDPを押し上げると見られています。

さて、一昨日、トランプ大統領は経済の押し上げに向けて30年ぶりの大幅な税制改革を発表しました。これは、法人税を現行の35%から20%へ引き下げることや、米国企業が海外の子会社から受け取る配当への課税を原則廃止することを目指すというものですが、計画は財政赤字や国債を増やさずに減税をどう賄うかについての方法など具体的な詳細を欠いており、米議会では激しい論戦が繰り広げられることになるだろうと予想されています。つまり、実現の可能性は低いとも言えるのです。

ただ市場では、トランプ政権が公約である税制改革を進めることへの期待感はなお高く、この期待感が相場を押し上げています。別の言い方をすれば、期待が失望に変われば相場は崩れかねず、今の上昇トレンドは危なっかしいと言えるわけです。

相場に漂う楽観のセンチメントは、季節の変わり目を教えてくれる風と共に流されて、あっという間に景色を変えてくるかもしれません。

グッドラック。

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