バフェット太郎(@buffett_taro)です。

29日のNYダウ株式市場は前日比+23.89ドル(+0.11%)高の2万2405.09ドルと上昇して取引を終えました。S&P500指数は+9.30pt(+0.37%)高の2519.36ptと史上最高値を更新しました。相場の牽引役となったのは人気ハイテク株の「FAAMG」などで、フェイスブック(FB)は+1.27%高、アマゾン・ドット・コム(AMZN)+0.52%高、アルファベット(GOOGL)+0.92%高と大きく上昇しました。

ところでハイテク業界はいま、スポーツ配信を巡って熾烈な争いを繰り広げています。

フェイスブックは動画配信プラットフォーム「ウォッチ」向けのプレミアムコンテンツを充実させようとしており、先日、アメリカンフットボールの全米プロリーグNFLの試合のハイライトや総集編の動画をフェイスブックで配信する計画だと明らかにしました。

フェイスブックはアルファベット(GOOGL)傘下の動画共有サイト「ユーチューブ」に対抗するプラットフォームの構築を目指しており、NFLレギュラーシーズンの全試合のハイライトやプレーオフ、優勝決定戦スーパーボウルの見せ場などをフェイスブックから世界に配信する予定です。
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さらに、NFLメディア部門は「ウォッチ」専用コンテンツも配信予定で、競合他社との差別化を狙っています。しかし、フェイスブックとNFLはゲームの生中継については合意しておらず、肝心の生中継はアマゾン・ドット・コム(AMZN)と合意しており、アマゾンはプライム会員向けにNFL10試合を配信する予定です。

ちなみに、アマゾンとNFLの契約期間は1年間で、契約額は約5000万ドル(約56億円)です。これは昨シーズンにNFLがツイッター(TWTR)と結んだ10試合分の契約額の5倍に相当します。

このNFLの生中継を巡っては、グーグル(GOOGL)やフェイスブック(FB)、ツイッター(TWTR)も獲得競争に傘下しており、超大型ハイテク企業の間で獲得競争が起きていることから、契約額も跳ね上がりやすくなっています。そのため、スポーツ配信から得られる収益機会は乏しくなりやすく、スポーツ用品など関連商品の販売機会があるアマゾンやフェイスブックが競合他社よりも契約額を上乗せしやすいというわけです。

グッドラック。

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