バフェット太郎(@buffett_taro)です。

投資家はマーケットが好調な時ほど積極的にレバレッジを掛けて投資をするものです。しかし、行き過ぎた投資は必ずリターンの漸減を招き、次第に投資リターンが見込めなくなります。すると投資家は、しぶしぶ株や不動産の売却に迫られて売りが売りを呼びます。これを経済用語で「ミンスキー・モーメント」といいます。

足元でダウ平均は過去最高値圏で推移していますが、多くの投資家は積極的にレバレッジを掛けたり、行き過ぎた投資をしているわけではありません。むしろ、石橋を叩いて渡るような、「ミンスキー・モーメント」が起きる前兆とは真逆の慎重な投資姿勢が伺えます。つまり、将来への不安が長期的な安定につながっている可能性があるというわけです。

米金融大手ジェフリーズのチーフマーケットストラテジスト、デービッド・ザーボス氏によれば、投資家は大きなネガティブサプライズが出ると警戒感を強めており、相場がいつ反転してもおかしくないと悲観に傾き過ぎていると指摘しています。

例えば、行き過ぎた金融引き締めが相場を押し下げたり、大規模な税制改革が否決されて投資家が失望したり、あるいは北朝鮮を巡る地政学的リスクがさらに高まり投資家がリスク回避に動いたりと、投資家はネガティブサプライズの心配ばかりしています。

こうした中で投資家たちに「慢心」など広がりようがなく、積極的にレバレッジを掛けて投資をする動きもありません。また、投資家の「不安」がレバレッジを抑制し、ポジションの巻き戻しが起こりにくいようにもなっています。つまり、投資家の不安心理が「ミンスキーモーメント」を未然に防いでいるというわけです。

ザーボス氏のリポートによれば、「市場の不安定さはマーケットにすでに織り込まれており、こうした状況が実質的に安定をもたらしている」と指摘しています。

ザーボス氏の指摘に従えば、米国株式市場の強気相場はまだまだ続きそうです。そして弱気相場が訪れるのは、将来の先行き見通しが明るく、投資家に安心感が広がった後なのかもしれません。

グッドラック。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
大変励みになります。今日も応援のポチお願いします

SPONSORED LINK