バフェット太郎(@buffett_taro)です。

米小売最大手のウォルマート・ストアーズ(WMT)の株価が前日比+4.47%高と大きく上昇しています。これは、投資家向けの年次総会の内容を好感したためです。

【ウォルマート・ストアーズ:WMT】
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ウォルマートは年次総会で、今後二年間で200億ドルの自社株買いをすると発表したことに加えて、ネット通販事業が40%拡大する見通しを示したこと、そして、18年1月期のEPSを4.3~4.4ドルと従来のガイダンス内容で据え置いた一方、19年1月期のEPSは5%台の成長が見込めるとしました。ちなみに、アナリストは19年1月期のEPS成長率を5.9%増、20年1月期は6.8%増、21年1月期は10.3%増が見込めると予想しています。

ウォルマートはネット通販事業を急拡大させており、ネット小売最大手のアマゾン・ドット・コム(AMZN)の売上高成長率を上回るペースでネット通販の売上高を拡大させています。

ウォルマートが成長路線へ復帰したきっかけは、16年に33億ドルで買収した米新興ネット通販のジェット・ドット・コムでした。

ジェットは40億ドルの赤字企業で、買収直前の評価額は13億5000万ドル程度の価値しかないと言われていたのですが、ジェットの創業者のマーク・ロア氏は「打倒アマゾン」を掲げる野心的な男で、ネット通販運営のノウハウや独自の調達・物流ノウハウを持っていました。

一方でジェットは黒字転換するのにあと5年(2020年)かかること、そしてそのためには約30億ドルの資金を調達する必要があるなど課題も抱えていたのです。

そこで、ちょうどネット通販事業の売上高成長率が鈍化していたウォルマートがジェットに目をつけ、33億ドルで買収。ロア氏をネット通販事業の責任者に起用してテコ入れを計っているわけです。

さて、ロア氏が革新的な起業家であることから、小規模な買収や実験を繰り返すことでウォルマートが再び成長路線へ復帰しつつあります。例えば最近では、年会費無料で二日間以内の配送サービスを始めたり、店舗の従業員が帰宅途中に商品を配達する試験サービスを開始したり、不在で生鮮食材などの荷物を受け取れない顧客に対しては、家の中に入って冷蔵庫の中に入れるところまでしようとしています。

またウォルマートは今年、ロア氏の指揮のもと、アパレル企業のボノボスやモドクロス、靴のネット通販シューバイ・ドット・コム、アウトドア用品ネット通販のムースジョーなどを立て続けに買収しています。

もちろん、これらの試みが全て成功するわけではありませんが、トライ&エラーを繰り返すことで成長の加速が期待されています。

グッドラック。

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