バフェット太郎(@buffett_taro)です。

10日のNYダウ株式市場は前日比+69.61ドル(+0.31%)高の2万2830.68ドルと過去最高値を更新して取引を終えました。ダウ平均の牽引役となったのはウォルマート・ストアーズ(WMT)でした。

ウォルマートは投資家向けの年次総会で、ネット通販売上高が約40%急増するとの見通しを示したことに加えて、今後二年間で200億ドル規模の自社株買いを実施する計画を発表したことで、株価は前日比+4.47%高の84.13ドルと15年2月以来の高値を付けました。

一方で日用品大手のプロクター&ギャンブル(PG)は前日比ー0.54%安と市場の上値を抑えました。これはP&Gの取締役会入りを目指して、委任状争奪戦を仕掛けていたアクティビスト(物言う株主)のネルソン・ペルツ氏が株主投票で支持を得られなかったためです。

P&Gの時価総額は2350億ドルであることから、今回の委任状争奪戦は過去最大規模として注目されており、ペルツ氏率いるトライアン・ファンド・マネジメントは、コールセンターの設置や広告の掲載、郵便物の送付などに2500万ドル(約28億円)、P&Gはそれに対抗するために3500万ドル(約39億円)投じるなど多額の資金を費やしています。

P&Gはこれまで業績が伸び悩むなど投資家を何度も失望させてきましたが、不採算ブランドを売却して事業ポートフォリオの改革し、競争力の高いブランドに経営資源を集中させるなど、正しい道を歩みつつあります。そのため、今回の結果がP&G株に与える影響は限定的だと見られています。

トライアンはP&Gの委任状争奪戦で支持を得られなかったものの、コングロマリット大手のゼネラル・エレクトリック(GE)にはトライアンの共同創業者でCIO(最高投資責任者)のエド・ガーデン氏を取締役として送り込むことに成功しました。

GEの業績や株価に対して多くの投資家は失望していますが、ガーデン氏は長期的な投資対象としてかなり上昇余地があると信じているとして、コスト削減の上積みなど経営改善策を要求する見通しです。 

GEは経営体制の再構築に取り組んでおり、今月、ジェフ・イメルト前CEO(最高経営責任者)から約三ヶ月前倒しで会長職を受け継いだジョン・フラナリーCEOは経営全権を掌握すると、ライバルの副会長やイメルト氏の側近の副会長二人を退任させるなど経営体制を大きく変えようとしています。

大胆なコスト削減に意欲的なフラナリー氏にとって、トライアンはむしろ歓迎できるパートナーになり得るため、今後のGEの行方に注目が集まります。 

さて、バフェット太郎がブログを解説した当初、ウォルマートやP&Gを保有していたことに否定的な見方をしていた人は少なくありませんでしたが、これらの不人気銘柄は株価の上昇に伴い、それを批判する人はいなくなりました。

多くの投資家が悲観的になっている時こそ好機であるのなら、GEはまさにその時かもしれません。

グッドラック。

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