バフェット太郎(@buffett_taro)です。

ダウ平均が過去最高値を更新する中、著名投資家ハワード・マークス氏は現在の相場を「野球で言えば8回」と警告していますが、別の言い方をすれば「まだ上昇の余地が残っている」ということになります。

そこで、危機を予め教えてくれる炭鉱のカナリアとなり得る指標を紹介したいと思います。

【ダウ平均と利回り格差】
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チャートは過去20年間のダウ平均と、米2年債と米10年債の利回り格差を示したものです。過去を振り返ると、利回り格差が0%ラインを割り込み、その後反発して利回り格差が拡大すると、ダウ平均は暴落していることがわかります。

例えば00年4月以降、利回り格差が縮小から拡大に転じると、ダウ平均の下げが加速しました。また07年4月以降、利回り格差が縮小し拡大に転じると、サブプライムローン問題が顕在化して08年下半期にダウ平均は大暴落しました。

つまり、今回の強気相場も利回り格差が0%を割り込み、その後反発して利回り格差が拡大すればダウ平均が暴落する可能性が高くなるというわけです。そして今、米2年債利回りが上昇する一方、米10年債利回りは下落するなど、利回り格差が順調に縮小しています。

【米10年債利回り:UST10Y】
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米10年債利回りの週足チャートです。17年以降、米10年債利回りは下落(価格は上昇)していますが、これはインフレ率が鈍化していることや北朝鮮を巡る地政学的リスクが高まっていること、そしてトランプ政権による税制改革の実行力の有無などが懸念されているためです。

【米2年債利回り:UST2Y】
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一方で米2年債利回りは上昇(価格は下落)しています。これはFRB(米連邦準備制度理事会)が段階的な利上げに踏み切っていることに加えて、年内あと一回の利上げが確実視されていること、そして今後も緩やかに利上げが実施されることが予想されているためです。

このように、米10年債利回りが下落する一方、米2年債利回りの上昇が続けば、いずれ利回り格差は0%に達します。

【ダウ平均と利回り格差】
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現在、利回り格差は0.77%と、ハワード・マークス氏が指摘するように野球で言えば8回を示しており、依然として上昇余地があることを示しています。

そのため、例え過去最高値を更新しているからと言って、空売りを仕掛けるのは賢明ではありませんし、信用買いなどレバレッジの高い取り引きもオススメできません。個人投資家の中には「ソッコーでお金持ちになりたい」とか「もっとお金持ちになりたい」と欲望が先走るあまり、リスクの高い取引をする人がいますが、そういうのを投資とは言いません。ただのギャンブルです。

どんな過去も未来を正確に教えてくれるわけではありませんから、地味で退屈でつまらないかもしれませんが、今まで通り、S&P500ETFやディフェンシブ高配当株に投資し、配当を再投資し続けることをオススメします。

グッドラック。

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