バフェット太郎(@buffett_taro)です。

19日にフィリップ・モリス・インターナショナル(PM)の第3四半期決算が発表されました。内容は悪かったです。

EPSは予想1.38ドルに対して、結果1.27ドルと予想を下回りました。

売上高は予想77億ドルに対して、結果75億ドルと予想を下回りました。

17年通期のEPS見通しは予想4.84ドルに対して、ガイダンス4.75~4.80ドルと予想を下回りました。

【出荷量】
紙巻きたばこの出荷量は前年同期比4.1%減少した一方、加熱式タバコの出荷量は同366%増と大幅に増加しました。結果、全体の出荷量は0.5%の減少に留まりました。

【売上高】
紙巻きたばこの売上高は前年同期比3.6%減少した一方、加熱式タバコの売上高は同352%増と大幅に増加しました。結果、全体の売上高は同7%増でした。

ちなみに、売上高全体に占める紙巻きたばこの比率は前年同期の97.0%から87.3%に縮小し、加熱式タバコの比率は3.0%から12.7%に拡大しています。

【フィリップ・モリス・インターナショナル:PM】
2
フィリップ・モリス・インターナショナルの株価は6月の高値121.34ドルからー9.7%安と調整しています。下落している主な要因は、7月末にFDA(米食品医薬品局)がたばこのニコチン含有量を、中毒にならない水準に引き下げることを義務付ける新規制を検討していると発表したことによるものです。

この発表後、米タバコ最大手のアルトリア・グループ(MO)の株価はー9.49%安と急落するなど、たばこ関連株が軒並み売られました。仮にこの新規制が導入されれば、新たにニコチン依存症になる人が少なくなるため、業績に大きな影響を与えるのではと懸念されているのです。

とはいえ、これは米国内の規制であり、本来であれば米国外でタバコ販売を展開するフィリップ・モリス・インターナショナルには関係ありません。しかし、紙巻きたばこの売上高が低迷していることに加えて、ドル高による為替要因なども影響。さらに予想を下回る決算が相次いでいることが嫌気されて株価が下がっています。

★★★

ちなみに、FDAの新規制ですが、これを後押ししているのが実はアルトリア・グループだとの報道もあります。アルトリア・グループはフィリップ・モリス・インターナショナルと提携して、米国で加熱式たばこを販売しようとしています。

(最近米国株投資を始められた方のために解説しますと、もともとアルトリア・グループとフィリップ・モリス・インターナショナルは、フィリップ・モリスという社名で同じ会社でした。しかし、08年に国内部門と国際部門を分離させることになり、国内部門をアルトリア・グループとして、国際部門をフィリップ・モリス・インターナショナルとしてスピンオフ(分離・独立)しています)

FDAは加熱式たばこに対して新規制の適用を遅らせることで、消費者を紙巻きたばこから加熱式たばこへシフトさせようと考えています。仮にこれが実現すれば、加熱式たばこでシェアを独占している「アイコス」を持つフィリップ・モリス・インターナショナルと提携しているアルトリア・グループが有利な立場になることは明らかです。

【アルトリア・グループ:MO】
3
アルトリア・グループの株価は依然として低迷していますが、長期的に見ればアルトリア・グループもフィリップ・モリス・インターナショナルも押し目買いのチャンスです。

グッドラック。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
大変励みになります。今日も応援のポチお願いします