バフェット太郎(@buffett_taro)です。

コングロマリット大手のゼネラル・エレクトリック(GE)が第3四半期決算を発表しました。内容は悪かったです。

EPSは予想0.49ドルに対して、結果0.29ドルと予想を大きく下回りました。

売上高は予想325億6000万ドルに対して、結果334億7200万ドルと予想を上回りました。

2017年通期のEPS見通しは旧ガイダンス1.60~1.70ドルに対して、新ガイダンス1.05~1.10ドルと予想を大幅に下回りました。

予想以上に悪い決算を嫌気して、株価は一時6%超下落する場面もありましたが、結局+1.06%高で取引を終えました。

業績が悪化した主な要因は、電力部門の機器販売が不振だったためです。ゼネラル・エレクトリックは15年に仏アルストムの電力部門を買収していて、これをきっかけに大型ガスタービンに注力してきましたが、顧客の需要は大型ではなく中小型ガスタービンにシフトしており、市場の変化に適応できませんでした。

また、売上高は予想を上回ったものの、これは買収した石油サービス大手ベーカー・ヒューズの売上分が貢献したためで、実質的には減収となりました。

予想を下回る決算内容と通期の利益見通しを下方修正したことで市場には失望感が広がり、株価は一時ー6.3%も下げる場面がありました。しかし、8月に就任したジョン・フラナリーCEO(最高経営責任)が事業構造を大胆に見直すとして、今後1~2年で200億ドル(約2兆2700億円)以上の事業売却に踏み切ると発言すると、アナリストらはこれを好感。GEの見通しが完全にリセットし、業績が底入れするかもしれないとの期待感が広がり、結局1.06%高と上昇して取り引きを終えました。

【ゼネラル・エレクトリック:GE】
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予想PER21.6~22.7倍と割安感はありません。また、配当利回りは4.03%となっていますが、フラナリー氏は配当政策について、「成長投資とのバランスを踏まえ合理的に判断しなければならない」と語り、2009年以来の減配を示唆しています。

こうしたことから4.03%という高配当は絵に描いた餅となる可能性があります。一方で一部のアナリストは「GEはフリー・キャッシュフローと利益の拡大に注力するため、減配はないだろう」と強気の見方を示しています。

【ゼネラル・エレクトリック:GE】
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アナリストらからは、「業績のリセットは実現可能という印象」との声が聞こえるものの、過去の実績を見ると、ゼネラル・エレクトリックの株価のボラティリティは大きく油断できません。

現在、青の50日移動平均線が赤の200日移動平均線に接近しており、デッドクロスを発生させようとしています。過去27年間でデッドクロスが起きたのは二回で、それぞれ00年のITバブル崩壊で株価は6割下げ、08年の金融危機では8割も下げています。

事業の売却や大規模なリストラをしても、利益が拡大しなければ株価は下落の一途を辿るだけです。別の言い方をすれば、不人気優良株を割安で仕込むチャンスが訪れることを意味するので、今後の動向に注視する必要があります。

グッドラック。

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