バフェット太郎(@buffett_taro)です。

衆院選は自民党が283議席と過半数の233議席を超え、公明党と合わせて312議席と全465議席の三分の二を上回りました。安倍政権の政治基盤が安定したことで、超緩和状態の金融政策が一貫して維持・継続されるだろうとの見方から、株式市場は取引開始直後に2万1700円台をつけ、ドル円は114円台を付けました。

米国が追加の利上げに踏み切る中、日本だけが金利を据置けば、当然金利差は拡大するので円安ドル高、株高傾向が続きます。ただし、選挙は予想通りの結果であったことや14日連続で上昇を続けていたことから、足元では調整局面を迎える公算が大きいです。

さて、日本株に投資している人の中には、上昇し続ける株式市場を背景に「空売り」を仕掛けている投資家もいます。当然、永遠に続く上昇相場などありませんから、いずれ下落に転じるのは必然です。しかし、それがいつになるのかは誰にもわかりません。

例えば、カジノのルーレットで赤と黒のどちらかに賭ける場合、七回連続で赤が出れば誰しも「さすがに次は黒が出るだろう」と考えるものです。これは赤が八回連続で出る確率が216分の1であるため、多くの人は「次こそ黒」と考えるのですが、赤が八回連続で出る確率と、赤が七回連続で出た後に、八回目で黒が出る確率が同じ216分の1の確率であることを見落としています。次に赤と黒のどちらが出るかという確率は常に50%と変わらないのです。

これは株式相場でも同じことが言えます。上がるか下がるかは50%の確率ですから、14日連続で上昇したからと言って、15日目に下がる確率が大きく上昇するわけでもありませんし、16日目、17日目も上昇してもおかしくないわけです。

仮に16日目に下落する確率が限りなく100%に近いと言えるなら、15日目の今日の引け直前に大量の空売り注文を出せば大儲けできます。しかし、それを誰もやらないのは明日株価が上がるか下がるかの確率が常に50%だからです。さらにここからは、空売りに失敗した投資家による買い戻しも想定されます。

そのため、短期間における株価の上げ下げに賭ける投資を資産運用とは言いません。それはただのギャンブルです。投資の世界にはソッコーでお金持ちになろうとするあまり、ギャンブルに熱を上げる人も少なくありませんが、こうした短期的な利益の積み重ねでお金持ちになった人がほとんどいないことを考えれば、多くの人にとって、S&P500ETFなどのパッシブ運用を継続的に実践した方が賢明であることがわかると思います。

もちろん、あなただって映画『マネー・ショート 』のような、華麗なる大逆転をキメる可能性を秘めているわけだし、人生の主人公は紛れもなくあなた自身なのだから、ドラマチックな人生に賭けるのもおもしろいかもしれませんよ。

また、そもそも幸福が相対的なものであるならば、誰もが大損している時に空売りしている自分だけが大儲けできるのならば、それはとても幸福な投資家人生となり得るかもしれません。

とはいえ、誰もが儲かっている中で自分だけ大損すれば、それは絶望としてあなたの人生を一層暗くしてしまうことになるのですが。

グッドラック。

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