バフェット太郎(@buffett_taro)です。

米タバコ最大手のアルトリア・グループ(MO)が第3四半期決算を発表しました。内容はまちまちでした。

EPSは予想0.87ドルに対して、結果0.97ドルと予想を上回りました。

売上高は予想51億9000万ドルに対して、結果51億2300万ドルと予想を下回りました。

17年通期EPS見通しは予想3.27ドルに対して、ガイダンス3.26~3.32ドルとなる見通しです。

配当は8.2%増加し、年間配当は2.64ドルとなりました。これにより配当性向は約80%となりますが、そもそもアルトリアは目標配当性向を「80%の維持」としており、積極的に株主還元する企業なので問題はありません。

また、同社は自社株買いにも積極的で、第3四半期中に平均68ドルで1110万株(約7億5500万ドル)買い戻しました。これは発行済み株式数の0.57%分になります。

マーケットは予想を上回るEPSを好感して、前日比+3.14%高と大きく上昇しました。

【アルトリア・グループ:MO】
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一方で、主力ブランド「マールボロ」の市場シェアは第2四半期の43.5%から43.2%に低下しました。これは市場シェアの50%以上を占めているカリフォルニア州でタバコの増税が施行されたことを受けて、顧客がマールボロよりも安価な他社のタバコ製品に流れたためです。

さて、タバコ業界はいま、7月末にFDA(米食品医薬品局)が新規制の導入を検討していると発表したことで動揺が広がっています。アルトリア株も発表直後に暴落しました。

この新規制とは、ニコチン含有量を中毒にならない水準まで引き下げるもので、仮にこの新規制が導入されれば、ニコチン依存症に陥る人が少なくなり、タバコによる健康被害が低減できることが期待されます。

しかし、そもそもタバコの健康被害とはタールなどの有害物質を体内に取り込むことで引き起こされるものであり、ニコチンが原因ではありません。

そのためFDAは、紙巻きタバコと比べてタールなどの有害物質が90%低減された加熱式タバコには新規制の導入を遅らせることを検討しています。これにより、喫煙者を紙巻きタバコから加熱式タバコへシフトさせようとするわけです。

そしてこの新規制の導入をアルトリアが後押ししていると噂されています。これは新規制の導入で多くの喫煙者が加熱式タバコへシフトすれば、加熱式タバコで圧倒的なシェアを誇る「iQOS」がシェアを独占できると考えられるからです。

アルトリアはフィリップ・モリス・インターナショナル(PM)と提携することで、米国内で独占的に「iQOS」を供給することができるので、現在の株安は投資をする絶好の機会と言えます。

ちなみに予想配当利回りは4.01%ですが、自社株買いを含めた総株主還元率は6%が期待できます。

グッドラック。

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