バフェット太郎(@buffett_taro)です。

3日のNYダウ株式市場は前日比+22.93ドル(+0.10%)高の2万3539.19ドルと過去最高値を更新して取引を終えました。予想を上回る好決算を発表したアップル(AAPL)が市場の牽引役となったものの、予想を下回る雇用統計が相場の上値を重くしました。

【10月米雇用統計】
非農業部門就業者数は予想31万人増に対して、結果26万1000人増と予想を下回りました。予想を下回ったのはこれで三カ月連続です。

失業率は予想4.2%に対して、結果4.1%と予想を上回りました。これは2000年12月以来、17年ぶりの低水準です。

平均時給は前月比0.01ドル(0%)減の26.21ドルでした。前年同月比では2.4%増と、16年2月以来の小幅な伸びにとどまりました。

労働参加率は前月の63.1%から0.4ポイント低下の62.7%でした。

やむなくパートタイム職に就いている人や職探しを諦めた人も含めた広義の失業率は7.9%と、2001年以来16年ぶりの低水準となりました。

9月の就業者数は3万3000人減から1万8000人増へ上方改定されました。

さて、失業率は「完全雇用」の目安となる4.6%を大幅に下回る4.1%に達しているものの、依然として賃金に上昇圧力が見られません。これは、賃金の低い娯楽・観光業、飲食・サービス業などで雇用が増加したことで平均時給が押し下げられているためです。
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市場参加者の中には失業率の低下が賃金と物価を上昇させると期待している人もいますが、バフェット太郎はむしろ、労働市場が見かけほど引き締まっていない可能性があり、賃金と物価への上昇圧力は期待されているより弱い可能性があると考えています。

そのため、賃金と物価を上昇させるためには失業率は4%を下回る必要があります。別の言い方をすれば、利上げのペースは鈍化し、金融緩和状態が長引くことで米国経済はさらに拡大する見込みがあるということです。

さて、米国株式市場の強気相場がしばらく続くことが期待される中で、投資家と非投資家の格差はますます拡大するばかりです。しかし、たとえ投資をしていたとしても正しい資産運用を心掛けなければ、せっかくお金持ちになるチャンスを棒に振ることになってしまいます。

個人投資家は目安として10~16銘柄に分散投資しなければなりませんし、ボラティリティ(変動率)が許容できないのであれば資本財株や素材株などはポートフォリオから外し、生活必需品株や公益株などに投資した方がいいでしょう。

投資の基本を忘れず、謙虚な姿勢で学び続ければ、きっと素晴らしい未来が待ってるはずです。

でも、もし君が誰からも何も学ばず、投資の基本を無視して強欲な姿勢で投資を続けるのなら、君の未来は残酷なまでの恐怖と惨めな貧乏老後生活が待っているだけですよ。

グッドラック。

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