バフェット太郎(@buffett_taro)です。

不人気優良株でコングロマリット大手のゼネラル・エレクトリック(GE)株が年初来で-35%下げる中、虎視眈々と狙っている個人投資家も少なくありません。しかし、今はまだ「買い」のタイミングではありません。

なぜなら、ゼネラル・エレクトリックは金融危機後の09年に増配を発表してから、毎年連続で増配するなど積極的に株主に還元してきたものの、11月13日のアナリスト・デーで「減配」が発表されると予想されているからです。

同社の時価総額は昨年末時点で2600億ドル(29兆5000億円)にも上り、超大型株であることからあらゆる機関投資家らがポートフォリオに組み入れている銘柄です。その中には高配当株や連続増配株にフォーカスしたファンドが含まれており、これらのファンドは減配が発表されればゼネラル・エレクトリック株を強制的に売らざるを得なくなります。

そのため、ゼネラル・エレクトリック株はまだ下落余地がありますし「買い」のタイミングではありません。しかし、同社のビジネスモデルが壊滅的かと言うとそうでもありません。

同社の主力事業で営業利益構成比の約4割を占める航空部門は堅調ですし、ヘルスケア部門や再生エネルギー部門を含めた約7割が堅調です。また、今回「売り」の原因となっている発電部門は営業利益構成比において16%程度と2割にも満たないです。

加えて、ヘルスケアIT事業の一部売却の決定や鉄道事業の一部売却が検討されるなど、経営資源の選択と集中が進められています。

こうした中で、キャッシュフローも改善傾向が続く見通しであることを考えれば、ゼネラル・エレクトリック株は依然として投資妙味があります。

さて、経験の浅いクソダサい投資家ほど「底値で買ってやろう」と考え、勇気を出して総悲観の中で火中の栗を拾いに行こうとします。こうした投資スタイルを「カッコいい」と思う気持ちはわかりますが、隠れた悪材料があるかもしれないことを考えると、底打ちし、底値から10~20%上昇した後から買い始めても遅すぎることはありません。

例えば、バイオ株のバリアント・ファーマシューティカルズ(VRX)は、15年7月から16年7月にかけて、わずか一年で株価が257ドルから20ドルになるなど90%以上も暴落しました。この時、火中の栗を拾いに行った逆張り投資家たちは、その後の暴落に悲鳴を上げることになります。

バリアント株はそこからさらに下落して、17年4月に8.51ドルまで暴落したのです。つまり、底値と誤って判断した投資家たちの元本は一時半値以下に落ち込んだのです。

こうしたことから、「逆張り投資」は大きなリターンが期待できるものの、大きなリスクが付きまとっていることも忘れてはいけません。

ゼネラル・エレクトリック株は依然としてリスクの高い株式です。悪材料が出尽くし、業績の改善がしっかりと確認されてからでも投資を始めるのに遅すぎることはありません。投資に焦りは禁物です。

グッドラック。

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