バフェット太郎(@buffett_taro)です。

多くの個人投資家は値上がりしている銘柄をイケてる株と考え、値下がりしている銘柄をクソ株と考えます。そのため、例え長期的に見ればヘルスケアセクターや生活必需品セクターがその他のセクターをアウトパフォームした事実があるものの、多くの個人投資家はこれらのセクターへの投資を早々に見限り、値上がり益の期待できるセクターETFや個別銘柄に投資します。

【S&P500構成企業の純利益の増減率:前年同期比】
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そのため、今年最も投資家の資金を集めているのがITセクターとなっています。ITセクターの17年7ー9月期の合計純利益は前年同期比+23%増が見込まれており、これはS&P500種構成企業の+8%増を大幅に上回る見通しだからです。また、現時点でIT企業の90%が予想を上回る好業績を発表しています。

ITセクターの株価もFAAMG株を牽引役に上値を伸ばしており、S&P500種指数が年初来で+14.47%なのに対し、ITセクターに特化したETFであるバンガード・米国情報技術ETF(VGT)は+35.73%と大きく上昇しています。

こうしたことから、市場平均に勝てるかどうかはITセクターにどれだけ投資しているかが決め手となります。そのため、多くの投資家たちはパッシブ運用が主流になりつつあるにも関わらず、ディフェンシブ銘柄を手放し、ITセクターへ集中投資して市場平均に勝つことを考えるようになります。

また、ITセクターの株価の上昇要因が利益成長であることから、投資家たちは企業に対して利益成長を求めるようになっています。企業が今年、設備投資を増やしているのは、まさに投資家の注目が自社株買いや配当などの株主還元策から業績へシフトしているからに他なりません。

企業による設備投資は米国経済に良い影響を及ぼすことが考えられます。これは誰かの支出は誰かの収入になり、お金が循環することで経済が底上げされるからです。

とはいえ、金利が緩やかに上昇していることや、企業の設備投資が活発になった結果、想定よりも利益獲得のチャンスが少なくなれば、企業の成長も鈍化しかねません。その時投資家たちの投資心理が一時的に悪化してパニックに陥る可能性が懸念されます。

もちろん、転換点がいつになるかなんて誰にもわからないので、今はまだバカになって踊りながらITセクターに集中投資している投資家ほど輝いて見えます。

ただし、一昨年まで投資家の人気を集めていたバイオセクターがボコボコに売られていることを考えれば、上昇したものは必ず下落し、最も上昇したものは最も激しく下落するので、ITセクターへ集中投資している投資家は慎重になった方がいいですよ。

グッドラック。

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