バフェット太郎(@buffett_taro)です。

読者からたびたび、「バフェット太郎は毎月50万円も追加投資できるから、超大型株に投資してもお金持ちになれるかもけれど、多くの個人投資家(低・中所得者層)はそんなに追加投資できないから、中・小型株やグロース株に投資しないと、いつまで経ってもお金持ちになれない」と指摘されます。

なるほど、確かに投資資金が大きければ大きいほど早くお金持ちになれますし、高い利回りを求めなくてもお金持ちになることはできます。しかし、だからと言って多くの個人投資家は中・小型株やグロース株に投資しなければお金持ちになれないというわけではありません。

さて、今回するお話はバフェット太郎が何度もブログで書いているし、この話を取り上げているブログはたくさんあるので、「この話何回目だよ」って言う生意気なクソ読者もいると思いますが、新規の読者もいらっしゃるので、初めてこの話を聞いたあの頃に戻った気持ちで読んでいただければと思います。

★★★

2014年6月、米バーモント州に住む、ロナルド・リードという名のどこにでもいる普通のおじいさんが92歳でこの世を去ったことが、全米を驚かすニュースにまで発展しました。彼が少し普通と違ったのは、いつもボロボロの服を着ていて、たびたびホームレスと間違われていたことや、愛読書が米投資新聞ウォールストリート・ジャーナルだったということです。そして全米を驚かせたのは、彼に9億7000万円もの資産があったということです。

リード氏は第二次世界大戦から帰国すると25年間ガソリンスタンドで働き、その後は百貨店JCペニーの用務員として働く、典型的な労働者階級の人でした。そんな彼がお金持ちになれたのは、両親から莫大な遺産を引き継いだわけでも、宝くじに当たったわけでもありません。37歳から始めた米国株投資でお金持ちになったのです。

リード氏は37歳で株式投資を始めると、最初にPG&Eコーポレーション(PCG)という、サンフランシスコに本社を置く電力・ガス会社に投資しました。最初の投資額を現在価値に直すと約1万1000ドル(約125万円)になります。

ガソリンスタンドで働いていたことを考えれば、リード氏にとって1万1000ドルの投資資金を準備することは大変なことだったと思います。それでもリード氏は質素な生活をし、倹約に努めることで投資資金を捻出し、リテール銀大手のウェルズ・ファーゴや日用品世界最大手のプロクター&ギャンブルなど、95銘柄の大型株に投資しました。以下がその銘柄の一部です。

【ロナルド・リード氏の主要銘柄】
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これらの銘柄に共通することは、消費者に馴染みのあるブランドを保有している大企業で、なおかつ配当を出しているということです。つまり、リード氏はキャピタルゲイン(株価の値上がり益)が期待できる中・小型株などの成長株に投資してお金持ちになったわけではなく、インカムゲイン(配当収入)が期待できる大型株に投資してお金持ちになったのです。

また、リード氏の投資スタイルは、一度買ったら売らないという典型的な「バイ・アンド・ホールド」を投資戦略としており、配当を再投資することで資産を最大化させました。加えて、保有銘柄は生活必需品株やヘルスケア株、公益株、金融株、資本財株など幅広いセクターに分散投資した一方、ハイテク株など、自分にはよくわからない分野には投資しなかったそうです。

リード氏のように、たとえ37歳から投資を始めても、そして年収が低くても、倹約に努めて投資資金を捻出し、大型株に投資して配当を再投資し、長期で保有することができれば、誰でもお金持ちになることくらいできるのです。

もちろん、そうした人生をあなたが幸せと感じるかどうかは別の話です。もし、あなたが若くしてお金持ちにならなければ意味がないと考えるのなら、米国株への長期投資なんかやめて、株式市場という巨大なカジノを利用して、値上がり益が期待できる成長株に全力で投機するのもありだと思いますよ。

ただし、ギャンブルの世界で身ぐるみを剥がされるのは、いつも決まってカモであることを考えれば、あなたの未来は大体想像がつくのですが。

グッドラック。

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