バフェット太郎(@buffett_taro)です。

20日のNYダウ株式市場は前日比+72.09ドル(+0.31%)高の2万3430.33ドルと小幅反発して取引を終えました。

今週は木曜日は「感謝祭(祝日)」であるたるめ、米国の株式市場は休場となります。また、翌金曜日も半日の商いで、さらに主要企業の決算発表や重要な経済指標の発表も控えていないため、すでに休みを取る市場関係者も多く、今週一週間は静かなものになると予想されています。

さて、今後の相場を大きく動かそうとしているのは税制改革ですが、先週米国議会下院は法人税の大幅減税を盛り込んだ税制改革法案を賛成多数で可決し、法案の審議は上院に移りましたが、上院の裁決は「感謝祭」明けになると見られらています。

このような中で聞こえてくるのは、この強気相場がいつ終わるのかという心配の声です。

今年、ダウ平均は+18.56%高と大きく上昇しており、年初で割高だと言われていた株価がますます高くなっています。

では、市場はバブルなのかと言うと、そうとも言い難い。本来、強気相場とは陶酔のような楽観やレバレッジを掛けた過剰な取引が増え、狂ったような人で溢れ返るものです。ちょうどビットコイン市場のように。
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しかし、株式市場はビットコイン市場に見られるような熱狂はなく、むしろ石橋を叩いて渡るような慎重な姿勢が見られます。事実、個人投資家の現金比率は高くなっています。

そのため、バブルとは言い難い。じゃあ、バブルじゃなかったら相場は崩れないのかというとそうでもない。金融危機後に投資を始めた人の中には、ITバブルの崩壊や金融危機のようなことが起こらない限り相場は暴落しないなんて思ってる投資家もいるとおもいますが、過去を振り返れば強気相場の中で暴落するということもありました。

現時点で言えば、「税制改革法案」の行方が、強気相場の中の暴落要因となり得ます。従って、今週は「嵐の前の静けさ」のような相場となり、来週以降、風が強く吹き荒れ始めるのかもしれません。その時、経験の浅い未熟な投資家ほど強気相場の中の急落を「強気相場の終焉」と勘違いし、相場から降りてしまうものです。

そして降りてから気づくのです。「なるほど、バイ・アンド・ホールドって案外難しいだな」ってことに。

グッドラック。

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