バフェット太郎(@buffett_taro)です。

バフェット太郎がこのブログを立ち上げたばかりの頃(2016年1月)、とにかくバイオ株がイケてるみたいなことが言われていて、ギリアド・サイエンシズ(GILD)というバイオ医薬品メーカーに長期投資すれば、あとは気絶してるだけでお金持ちになれるなんてことが言わてました。

最近米国株を始めた人にとったら「なにそれ?」って思うかもしれませんが、これはたった二年前に本気で言われていたことなんです。一方でバフェット太郎が保有しているウォルマート・ストアーズ(WMT)とかマクドナルド(MCD)はボロクソ叩かれてました。

ウォルマートはアマゾン・ドット・コム(AMZN)の躍進で、マクドナルドはシェイク・シャック(SHAK)という新興バーガーチェーンの急成長を前に将来が脅かされていたわけです。

しかし、その後どうなったかと言うと、S&P500指数が+38.20%高と大きく上昇する中、ギリアド・サイエンシズの株価は15年12月末以降ー21.00%安と低迷した一方、ウォルマートは+56.63%高、マクドナルドは+46.28%高と市場平均を大幅に上回りました。

つまり、市場のコンセンサスは所詮その程度でしかないので、「FAAMG株に長期投資して、あとは気絶してるだけでお金持ちになれるんでしょ」なんて意見を見聞きすると、あの甘酸っぱい二年前を思い出すわけです。

さて、二年前のバイオ株が今のFAAMG株なら、二年前のウォルマート株やマクドナルド株になり得る株とは、一体どんな銘柄になるのでしょうか。

ウォール街で今、割安な優良株として注目されつつあるのは、著名投資家ウォーレン・バフェット氏が持ち分を減らしているIBM株です。

IBMは22四半期連続で減収となっていることから不人気銘柄になっていますが、減収の理由はアマゾンにビジネスを奪われたことや、サーバー事業をレノボ・グループに売却するなど利益率の低い事業を分離したことによるものです。
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しかし、IBMが「戦略的必須事業」と呼んでいる「ソーシャル・ネットワーク」「モバイル」「アナリティクス」「クラウド」「セキュリティ技術」の第3四半期売上高は前年同期比10%増と、全売上高の45%を占めるまでに成長したことで明るい兆しも見えつつあります。

「戦略的必須事業」は他の事業より利益率が高いため、近い将来、全体の収益性を押し上げる可能性が高いと予想されているのです。また、一部では10ー12月の四半期中に成長軌道に数年ぶりに回帰するのではとの楽観的な声も聞こえてきます。

このように、将来に明るい兆しが見えつつある中、バリュエーションは依然として低迷したままです。S&P500指数のPERが20倍前後に比べて、IBM株のPERはわずか11倍と市場平均に比べて大幅にディスカウントされています。

市場が予想するIBMの18年12月通期の予想EPSは13.93ドルですから、仮に市場平均並みのPER20倍を適用すると株価は278.60ドルとなります。これは現在の株価水準から+83.29%高を意味する水準です。

グッドラック。

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