バフェット太郎(@buffett_taro)です。

「買ったばかりの将来有望のイケてるFAAMG株が軒並み下がってるんだが?これが俗に言う『俺が買ったら下がる』ってやつなの?」

って嘆いている人も少なくないはず。

ダウ平均が前日比+103.97ドル(+0.44%)高の2万3940.68ドルと過去最高値を更新する中で、これまで市場の牽引役となっていたFAAMG株はそれぞれフェイスブック(FB)-4.00%安、アマゾン・ドット・コム(AMZN)-2.71%安、アップル(AAPL)-2.07%安、マイクロソフト-1.81%安、アルファベット(GOOGL)-2.44%安と急落し、ネットフリックス(NFLX)やエヌヴィディア(NVDA)もそれぞれ-5.54%安、-6.78%安と急落しました。

ハイテク株が急落した主な要因は、好調な経済指標を背景に段階的な利上げが期待されたこと、そして税制改革法案が承認されるかもしれないことへの期待感が高まったためです。

この日、商務省が発表した米第3・四半期GDP(国内総生産)改定値は予想3.2%増に対して、結果3.3%増と予想を上回ったとともに、速報値の3.0%増から上方改定されました。

また、FRB(米連邦準備制度理事会)のイエレン議長は上下両院の経済合同委員会で証言を行い、「米国経済は力強さを増しており、利上げの継続はなお正当化される」との考え方を示しました。

好調な経済指標とイエレン議長の発言を受けて、12月の利上げはほぼ確実なものとなり、来年以降も段階的で緩やかな利上げが想定されます。そのため、利上げに弱いハイテク株から投資資金が流出し、利上げの恩恵を受けると見られる金融株に投資資金が流入しました。

ウェルズ・ファーゴ(WFC)+2.00%高、JPモルガン・チェース(JPM)+2.34%高、ゴールドマン・サックス(GS)+1.13%高、バンク・オブ・アメリカ(BAC)+2.32%高と金融株は軒並み上昇しました。

また、投資資金はハイテク株から金融株に流れているだけでなく、グロース株からバリュー株に流れている傾向もあり、これまで売り叩かれていた米百貨店のメーシーズ(M)やターゲット(TGT)がそれぞれ+8.16%高+8.94%高と大きく上昇しました。

さて、ハイテク株から金融株へグロース株からバリュー株へ投資資金が流れるトレンドが継続するかどうかを投資家は見極めようとしています。

仮に、こうした流れが続くようなら、その代償はパッシブ運用者たちが支払うことになります。

そもそもパッシブ運用者とは、S&P500ETFなど市場平均と連動する金融商品に投資する人たちのことなのですが、彼らが投資しているS&P500指数は時価総額加重平均型株価指数と言って、時価総額の高い大型株の割合が大きくなるようにデザインされています。

つまり、S&P500指数の値動きはFAAMG株など時価総額が高い大型株に左右されやすいというわけです。そのため、2017年にS&P500指数が大きく上昇した背景にはFAAMG株の躍進が挙げられるわけです。

しかし、これは逆の言い方をすれば、FAAMG株が大きく下落すればS&P500指数も大きく下落することを意味します。

25年前の1992年、エクソン・モービル(XOM)やウォルマート・ストアーズ(WMT)、ゼネラル・エレクトリック(GE)、フィリップ・モリス(MO)、AT&T(T)、コカ・コーラ(KO)など、S&P500の時価総額上位銘柄が幅広いセクターで分散されていた時代とは違い、現在はハイテクセクターのFAAMG株に集中しているのです。

調子がいい時はデメリットは無視されますが、調子が悪ければそのデメリットが注目されます。それでも配当を再投資し続けられる投資家が勝者だとしたら、これからパッシブ運用者の覚悟が試されるのかもしれませんね。

グッドラック。

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