バフェット太郎(@buffett_taro)です。

仮想通貨ビットコイン取引の多くは日本の30~40代の個人投資家が占めていて、取引の40%前後は円建て取引によるものなんだとか。それゆえ世界ではビットコインの主役は「ミスター・ワタナベ」なんて言われています。

著名投資家ウォーレン・バフェット氏は「ビットコインはバブルだ」と指摘し、その理由に「ビットコインが何の価値も生み出さないからだ」と説明しました。また、JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOは「ビットコインは詐欺だ」と非難しました。

なぜ、日本人は「詐欺」で「バブル」と言われている仮想通貨ビットコインに魅了されているんでしょうか。

これについて日本人はギャンブル好きだからだと指摘している人がいます。なるほど、確かに日本人は競馬やパチンコ、宝くじなどのギャンブルが盛んであることから、日本人がギャンブル好きだという指摘は的を射ています。

しかし、一方で日本人は保守的でリスクに対して臆病だ指摘する人もいます。これは日本の家計の金融資産に占める現預金の比率が52%であるのに対して、米国は14%、英国23%、ユーロ圏33%と、日本が他国の現預金比率を大きく上回っていることが理由です。

「向こう見ずなギャンブラー」と「保守的な臆病者」。一見すると矛盾しているように見えますが、日本人の投資スタイルが「低リスク・低リターンと高リスク・高リターンの組み合わせ」だと考えれば矛盾がなくなります。

つまり、ミスター・ワタナベのポートフォリオを簡単なグラフにすると次のようになります。

【ミスター・ワタナベのポートフォリオ】
1
SPONSORED LINK
このようにミスター・ワタナベは低リスク・低リターンの資産と高リスク・高リターンの資産を組み合わせることで、リスクとリターンを平準化させているというわけです。

ところで、どうして日本人はこのような極端なポートフォリオをデザインする必要があるのでしょうか。それには日本の不動産市場が関係していると言えそうです。

どういうことかと言いますと、日本の中古住宅価格は基本的に築年数の経過とともに下落するようにできているので、夢のマイホームを購入してもそれは資産形成にはなり得ません。一方で米国などは築年数が経っても住宅価格が上昇する傾向にあるためマイホームの購入は資産形成になり得ます。

しかし、日本も米国も長期の住宅ローンを組んでマイホームを購入するということについては変わりません。つまり米国人は将来値上がりが期待できる資産(マイホーム)にレバレッジを掛けて投資をしていますが、日本人は将来値下がりすることがほぼ確実の資産にレバレッジを掛けて投資をせざるを得ないのです。

そのため、日本人のポートフォリオは上記のグラフのように現預金など低リスク・低リターンの割合が大きくなり、株などのリスク資産に投じる金額が少なくなります。

そして、リスク資産に投じる金額が少なくなればなるほど、投資対象は高リスク・高リターンにしなければリスクとリターンを平準化できないので、日本人がビットコインや宝くじ、あるいは日本の超小型株に投機するようになるのは合理的であると言えます。

ただし、高リスク資産に投資できない環境を自ら作ることを賢明とは言いません。

長期の住宅ローンを組んでしまったことが原因で自身のポートフォリオにおける現預金の比率を多くしなければならないのなら、そもそも値下がり確実のマイホームを買わない方が良いということになるからです。

グッドラック。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
大変励みになります。今日も応援のポチお願いします
SPONSORED LINK