バフェット太郎(@buffett_taro)です。

18日のNYダウ株式市場は前日比+140.46ドル(+0.57%)高の2万4792.20ドルと過去最高値を更新して取引を終えました。上昇した主な要因は、税制改革法案が成立に近づいていることで楽観的なムードが広がったためです。

また、ゴールドマン・サックスは法人税率が現行の35%から21%に引き下げられれば、米国の大手金融機関の2018年の純利益が平均で14%押し上げられる可能性があると指摘したことで、金融株が軒並み上昇しました。

ウェルズ・ファーゴ(WFC)は+1.75%高、JPモルガン・チェース(JPM)は+0.84%高、ゴールドマン・サックス(GS)+1.11%高、シティ・グループ(C)+1.19%高、バンク・オブ・アメリカ(BAC)+1.52%高でした。

さらに金融株は利上げの恩恵を受けると見られているので、FRB(米連邦準備制度理事会)が2018年に3回、19年と20年はそれぞれ2回の利上げを予定している中で、今後さらに株価が上昇すると見られています。

とはいえ、長短金利差が縮小していることを考えれば、金融株の強気トレンドの終焉するのでは?との意見もあります。

そもそも銀行は短気の預金を受け入れ、長期の融資をすることでその金利差から利益を上げています。つまり、長短金利差が拡大すれば多くの利ザヤを稼ぐことができ、金利差が縮小すれば利ザヤを稼ぐことができなくなるので、長短金利差が縮小している今、金融株の業績は悪化するのではとの見方は正しいように思えます。
【ダウ平均と利回り格差】
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(オレンジのラインが長短金利差を表していて、下に行けば行くほど金利差が縮小していることを意味します。)
しかし、過去を振り返れば長短金利差が縮小して利ザヤを稼ぎにくくなっている時の方が金融株の業績がいいです。事実、リーマンショック直前の07年は金融株が好調に推移していました。

これはどうしてかと言うと、個人や企業向けの銀行の融資金利は長期金利を指標にしておらず、LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)のような短期金利を指標にして設定されているためです。

つまり、FRBが金利を引き上げれば(長期金利が上昇しなくても)LIBORは上昇するので、銀行にとって利ザヤが拡大するようにできているのです。

また、大手金融機関が預金金利の引き上げを非常に遅くさせていることも、長期金利が低下している中で利ザヤが拡大する要因として挙げられます。これは、大手金融機関は顧客の利息がもともと微々たるものであり、利息を引き上げなくても顧客は他行にお金を移したりしないことを知っているので、敢えて利息を引き上げないのです。

その結果、全米の普通預金の金利が0.25%なのに対して、JPモルガン・チェースがニューヨーク都市圏で提示している金利はわずか0.01%と、かなり低い水準に設定されているのです。

こうしたことから、長短金利差が縮小する中でも金融株の業績が拡大し、株価も上昇することが期待できるのです。

グッドラック。

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