バフェット太郎(@buffett_taro)です。

お金持ちになる方法は今も昔もずっと変わりません。それは、「勤勉に働き、倹約に努め、堅実に運用する」だけです。そのため、株式市場が欠かせないのです。

しかし、個人投資家の中には「米国の超大型株へ投資するなどという堅実な運用スタイルは、バフェット太郎のように毎月50万円を入金できる一部の投資家はいいが、「普通の個人投資家」はある程度のリスクを取ったうえで、値上がり益の見込める銘柄に投資しなければならない」と主張する人がいます。

なるほど、確かに新規の投資資金がないなら手元にあるお金でどうにかしなければなりません。例えば、100万円を30年で1億円にするためには年率16.60%のリターンが必要なので、S&P500種指数の年平均リターン8%を考えれば、(目標金額を1億円と設定した場合)堅実な運用をすべきではないことがわかります。

しかし、この考え方ってどこかおかしい。新規の投資資金が入金できないのは、働きたくても働けないとか倹約したくても倹約できない特別な事情がある場合のみで、多くの人にとって努力や工夫次第で、新規の投資資金を入金することは不可能ではないからです。

つまり、新規の投資資金が入金できないのは「普通の投資家」でもなんてもなくて、言い方を変えれば単なる「怠惰な投資家」であり、怠惰なクズだからこそリスクを取らなければお金持ちになれないというわけです。

でもこれって、まるでカイジの鉄骨渡りだ。
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(出所:賭博黙示録 カイジ 1

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この一コマを簡単に説明すると、この橋を渡っているのは借金まみれの債務者(クズ)で、大手金融業者「帝愛グループ」主催のゲームに参加させられています。この橋を渡り切れば2000万円もの大金が手に入るんだけれど、落ちたら文句なく即死。

帝愛グループの最高幹部である利根川は、ゲームの参加に躊躇している債務者たちにこう挑発します。「小中学と塾通いをし、受験戦争に勝って就職戦争に勝って、ようやく一流企業に就職しても、待っているのは出世競争…!仕事第一と考え上司にへつらい、取引先にはおべっか、毎日満員電車に揺られ、残業をし、そんな生活を10年以上続けて、気づけば30代半ば、40...そういう年になってやっと蓄えられる預金額が1000、2000万という金なんだ…!」(中略)

「わかるか…?それでも手に入れたい、どうしても手に入れたい、となったらもう、命を賭けるしかない…!」

つまり、怠け者のクズ、手っ取り早くお金持ちになりたいと願うゴミみたいな投資家ほど、リスクの高い投資を余儀なくされ、勤勉に働き、倹約に努めることができる投資家ほど、リスクの高い投資を避けることができるのです。

従って、「普通(一般)の個人投資家は、ある程度のリスクを取ったうえで、値上がり益の見込める銘柄に投資しなければならない」という主張は間違いで、正しくは「怠惰な投資家は、リスクを取らなければお金持ちになれない」です。

グッドラック

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