バフェット太郎です。

投資の世界には数ある最適解の中に、「S&P500ETFに投資して配当を再投資しなさい」というものがあります。とはいえ、多くの投資家にはそれができません。何故でしょうか?

その要因のひとつになり得るのが「弱気相場」です。弱気相場では労働市場や企業業績が悪化して株価が下落し、メディアは悲観的な報道ばかりします。アナリストや専門家が「株式は持つべきではない。債券に投資するべきだ」と言えば、資産がみるみる溶けて、将来に悲観的になり、自分のアタマでまともに考えることのできなくなった個人投資家はついつい言われた通りにしてしまうものです。

そのため、個人投資家はS&P500ETFを買い持ちすることができないのです。

とはいえ、「強気相場」なら誰もが買い持ちできるかと言えば、そうとは言い切れません。強気相場では高値警戒感が懸念される中で、利食い売りが出やすいからです。誰もがバブルだと指摘すれば、そろそろ相場から降りて株価が一旦調整してから買い戻せばいいと考えるようになる人もいます。

また、強気相場では、より大きな値上がり益が期待できる投資対象に心を奪われやすいです。例えば、今ならハイテクセクターや新興国株、あるいはビットコインなどの仮想通貨です。

特に仮想通貨は短期間で莫大なリターンが期待できることから、宝くじ感覚で買う人も少なくないと思います。そうして宝くじ感覚で買った仮想通貨が軒並み上昇するとどうなるか。「仮想通貨は値上がりするかもしれないけれど、やっぱりバブルだしいつ暴落してもおかしくない」という懐疑の念から、「これから仮想通貨が広く普及する時代になり、仮想通貨はますます値上がりする!」と楽観的な見通しを示すようになります。

すると、これまで長期投資を志していた投資家が、次第に株式からビットコインに投資資金を移すようになったり、あるいは毎月五万円の積立投資をしていた投資家が、五種類の仮想通貨にそれぞれ一万円分ずつ分散投資したりするようになったりします。

そのため強気相場では、個人投資家がより大きな値上がり益の期待できる投資対象を求めるため、誰もS&P500ETFに投資して配当再投資を続けることができないのです。

このように、誰もが当り前のことができなくなる度に思い出す逸話があります。

数年前、アマゾン・ドットコムのジェフ・ベゾス氏は、バークシャー・ハザウェイのウォーレン・バフェット氏とランチした際にこう尋ねました。「なぜ、あなたの投資哲学はシンプルでわかりやすいのに誰もそれを真似しようとしないのですか?」

バフェットはこう答えました。「誰もゆっくりとお金持ちになりたいなんて考えていないよ。みんなソッコーでお金持ちになりたいと考えているんだ」

グッドラック。

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