バフェット太郎です。

10日のNYダウ株式市場は前日比ー16.67ドル(ー0.07%)安の2万5369.13ドルと反落して取引を終えました。下落した主な要因は、中国が米国債の購入ペースを落とすとの報道や、トランプ米大統領がNAFTA(北米自由貿易協定)離脱を表明するとの見方への懸念が広がったためです。

ブルームバーグによれば、米国債保有額世界最大の中国が米国債の投資に消極的な姿勢を見せていて、貿易摩擦などを理由に米国債の購入を減らすか停止することを勧告したとのこと。

【米国債10年利回り】
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そもそも、FRBはバランスシートの縮小を目的に、昨年10月から毎月100億ドル分の米国債とMBS(住宅担保証券)売却しており、18年1ー3月は毎月200億ドル、4ー6月は毎月300億ドル、7ー9月は毎月400億ドル、10月以降は毎月500億ドルを売却する方針であることから、それが発表された17年9月以降、一貫して米10年債利回りが上昇しています。

中国が米国債の購入を削減したり停止すれば、利回りの上昇に拍車をかける可能性があり、米10年債利回りが上昇すれば金融株が恩恵を受けると見られます。また、短期的には米国債から投資資金が流出することを意味するため、ドル安円高につながりやすいです。

【ドル円:日足】
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ドル円は111円台で推移するなど、昨年11月以来の円高水準で取引されています。ただし、長期的に見ればドル円相場と日米利回り格差は相関関係にあることから、今後もドル高トレンドが続くことが予想されます。

【ドル円と日米利回り格差】
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チャートは過去6年間のドル円と日米利回り格差のチャートです。概ね相関関係にあることが確認できると思います。15年に利回り格差が横這いであったのにも関わらず、ドル円相場が上昇した背景には、利上げへの期待感の高まりが挙げられます。

当時、FRBはゼロ金利政策を維持していましたが、15年12月にも利上げに踏み切るんじゃないかとの観測から、先回りしてドルが買われていたのです。そして、12月に予想通り利上げが実施されると、材料出尽くしでドルや株が売られました。

さて、足元の経済状況ですが、米国の労働市場は好調で企業業績の拡大も期待できます。そのため、FRBが今年三回の利上げに踏み切ると予想されている中、日銀が金融緩和を維持すれば利回り格差が拡大し、ドル高が進みます。

しかし、予想に反して日銀が金融政策正常化に動けば、日米利回り格差が縮小し、円高に振れてしまうかもしれません。とはいえ、19年10月に消費税の増税も控えていることから、それまでは相場を崩すわけにはいかないので、金融政策の正常化はまだ先になると思います。

グッドラック。

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