バフェット太郎です。

SNSで米最大手のフェイスブック(FB)は、友人や家族の投稿を優先的に表示させる一方、メディアやブランドなどからの広告以外のコンテンツ表示を減らすと発表しました。これを受けて広告収入が減少するとの見方が広がり、株価は前日比ー4.47%安と急落しました。

【フェイスブック(FB)日足】
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フェイスブックは売上高の95%をデジタル広告に依存しており、モバイル利用が増加する中でメディアとしての価値が高まり、広告が増加するという好循環が続いています。

しかし、最近は「ロシアゲート」に加担していたとの批判や偽ニュースが拡散されるという問題、また、メディアや中小事業者の「つり記事」や情報操作に利用されているとの問題から、フェイスブックはその対応に迫られていました。

こうした状況を放置すれば、フェイスブックからユーザーが流出し、「2ちゃんねる」みたいな肥溜めのような世界になってしまうので、長期的に見れば広告が減少し、メディアとしての価値もなくなってしまいます。

ちなみに、ツイッター(TWTR)もデジタル広告収入に依存していますが、同社の業績がずーっと赤字なのはメディアとしての価値が低く、まともな広告がつかないからです。これはツイッターが匿名で利用されることもあり、クソリプが飛び交いやすい肥溜めのような世界であり、肥溜めのようなところに企業は広告を載せたいとは思いませんから、業績が低迷し続けるのは当然です。

そこで、フェイスブックはユーザーの流出を抑えるために、社会的交流を支援することで解決しようとするわけです。これは一時的にフェイスブックの利用時間が低下するかもしれませんが、長期的に見ればユーザーだけでなく企業側にとってもプラスに作用することが期待できます。

【フェイスブック(FB)週足】
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フェイスブックの週足チャートです。急落したとは言っても強気の上昇トレンドは保っています。サポートラインは155ドルです。


グッドラック。

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