バフェット太郎です。

仮想通貨ビットコインは昨年12月、一時220万円の高値をつけましたが、現在は120万円台と40%以上下げて推移しています。現状、仮想通貨のバブルが終わったとの声は聞こえないし、多くの仮想通貨クラスタたちは先行き見通しに楽観的になっているので、将来の資産形成としてビットコイン投資を始めてみようと考えている人は少なくありません。

とはいえ、投資の本質は投資対象のそれ自体が新たな価値を生むかどうかで決まるので、何の価値も生まないビットコインに投資してもそれは投資ではなく投機になります。そのため、仮想通貨クラスタたちは自分よりも高い値段でビットコインを買ってくれるカモを待つしかないのです。

そんなカモを待つだけのゲームにどうして多くの人たちが群がっているのでしょうか。

仮想通貨クラスタの中には、将来、仮想通貨市場により多くの投資資金が流入することから、それに伴い価格も上昇することが期待できると考えている人もいますが、最近になって仮想通貨を始めたような人たちは、単純に「儲かりそうだから」買っているわけで、仮想通貨の未来や仕組みなんてどうでもいいのです。

これは愚者が宝くじを買う理由と同じです。

なぜ、愚者は当たらないとわかっている宝くじを買うのかというと、少額の掛け金で一攫千金が狙えるからです。つまり、宝くじを買うことが合理的かそうでないかを考えることなく、当選金額の大きさに目が眩んで確率を無視してしまうのです。

これと同じように、最近になってビットコインを始めたような人たちは、過去の値上がり率に目が眩んで、自分が儲かる確率を完全に無視してしまっています。

そして、投資マネーが流入した要因が「儲かるから買う」という理由であれば、予想に反して全然値上がりしないようであれば、次第に投資資金が流出してしまうことが予想されます。

著名投資家ウォーレン・バフェット氏の言葉を借りれば、「来週抽選が行われる宝くじと、少しずつお金持ちになるチャンスとでは、人は前者の方に可能性を感じてしまうものだ」とのこと。

「投資の世界」では、S&P500指数に連動するETFやインデックスファンドに毎月積立投資をし、配当を再投資し続けるだけで、誰もがそこそこの確率でお金持ちになれると考えられています。しかし、多くの人はそうした地道な努力を避けて、一発逆転の大勝負に出ます。これは投資ではなく投機です。

「投機の世界」では「投資の世界」とは違い、誰もがお金持ちになれるようにはデザインされていません。1億円儲かった人が一人いれば、100万円損をした人が100人いるというのが「投機の世界」です。

仮想通貨がこれまで一貫して上昇を続けたことで、あらゆる調整局面では「ホールド(買い持ち)」することが正解でした。そのため、多くの仮想通貨クラスタはビットコイン価格が40%も値下がりしているのにも関わらず「ホールド」し続け、それが正しい投資戦略であると信じて疑いません。

しかし、相場とは幸福の中で消えていくものであることを考えれば、ビットコインバブルはすでに終わっているのかもしれません。

とはいえ、バブルの怖いところが、数十%値下がりしたからと言って、バブルが弾けていることに誰も気づかないことです。そして、誰もが「あぁ…ビットコインはバブルだったのか」と気づくのは、高値から90%以上値下がりするくらいボコボコに売り叩かれて、絶望の淵に立たされた時です。

グッドラック。

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