バフェット太郎です。

ドル円相場は足元で108円台で推移していますが、これは短期的な調整で、今年は緩やかにドル高が進む可能性が高いです。

【ドル円:日足】
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以前、ドル円相場はドル高になる理由として、日米金利差の拡大を例に挙げましたが、今回はレパトリ減税の影響についてお話します。

そもそもレパトリ減税とは本国投資法のことで、米国のグローバル企業が内部留保として国外に眠らせてある余剰資金を国内に還流させる際に課す税率を減税するというものです。レパトリ減税が実施されると、当然大量のドルが米国に還流するため、為替相場はドル高円安に動きます。

その一例として、05年のブッシュ政権において実施された一年間限定のレパトリ減税を紹介します。

【ドル円相場:2004ー2005末】
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この時、14年の夏頃から15年1月中旬まで売られました。これは企業が15年から実施されるレパトリ減税を待ってから海外のドルを還流させた方が賢明と考えたことで、ドル買い需要が低迷したためです。

しかし、その後は減税の影響で一貫してドル買い需要が膨らみ、一年を通してドル高が続きました。とはいえ、4月上旬と7月上旬から短期的な調整局面が見られます。これは企業のドル買い需要が四半期決算の終わりにかけて膨らみ、決算発表と同時にドル買い需要が縮小するためです。そのため、第1四半期(1~3月)決算と第2四半期(4~6月)決算の終了と同時にドル安円高に動いています。

また、今年は中間選挙を11月に控えていることもあり、政治の混乱を懸念したドル売りが第2四半期決算発表後に見られると思います。

【ドル円相場:日足】
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現在のドル円相場はドル安円高に動いています。これはレパトリ減税を控えたドル売りが膨らんだことに加えて、トランプ政権の保護主義的スタンスによるドル安政策への懸念が高まっているためです。

しかし、レパトリ減税の効果に加えて日米金利差の拡大が予想されることから、ドル高トレンドが堅持されます。

とはいえ、今回のレパトリ減税は一年間に限定されていないので、05年と同じ角度でドル高にはならず、もう少し緩やかで持続的なドル高が進むと思います。

従って、短期的な調整局面で慌ててドルを手放すようなことはしないでください。これからは円を保有すること、つまり円預金をしていることがリスクになります。

グッドラック。

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