バフェット太郎です。

ドル指数がわずか一カ月半で5%超下落する中で、金価格は10%弱上昇しています。ドルが売られると安全資産としての金が買われるのは今も昔も変わりません。こうした中、投資家の中には金鉱株に触手を伸ばそうと考えている人も少なくないと思いますが、金価格が上がるから金鉱株も上がると考えるのは早計です。

【バリック・ゴールドと米二年債利回り:1988-2018】
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チャートは過去30年間のバリック・ゴールド(ABX)と米二年債利回りの推移です。(※バリック・ゴールドはカナダの産金会社で世界最大手です。)

チャートを眺めると、93年、98年、07年、11年、16年に、米二年債利回りの上昇に伴い、バリック・ゴールドの株価は下げていることが確認できます。これは金利の上昇局面では、金利の付かない金を採掘する産金会社が敬遠されるためです。

ただし、03年の金利上昇局面だけはバリック・ゴールドの株価も上昇しました。当時、長年低迷していた金価格が二倍以上に大きく跳ね上がったことでバリック・ゴールドの株価も上昇したのです。そのため、金利上昇局面でも、金価格が大暴騰するようなら金鉱株も上昇する可能性はあります。

【バリック・ゴールドと米二年債利回り:1988-2018】

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一方で、米二年債利回りが低下するとバリック・ゴールドの株価は上昇する傾向が強いことがわかります。過去を振り返っても、88年、94年、99年、07年、08年、15年の金利低下局面でバリック・ゴールドの株価は大きく上昇しました。

このため、米二年債利回りと金鉱株は逆相関の関係であることがわかります。

さて、FRBは好調な労働市場と堅調な企業業績、加速しつつあるインフレ率を背景に、3月にも利上げに踏み切ると予想されています。そして、今年は年三回、19年と20年は年二回の利上げが予想されています。

従って、段階的で緩やかな利上げが進むなら、金鉱株はまだ「買い」ではありません。唯一の例外として、03年から06年にかけて金価格が大暴騰したように、18年以降金価格が大暴騰すれば金鉱株も上昇すると思いますが、その可能性は低いと思います。

そのため、最近の金価格の上昇に吊られて金鉱株に飛びつけば痛い目に遭うと思いますよ。

グッドラック。

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