バフェット太郎です。

先週、米10年債利回りが急騰したことをきっかけにダウ平均が急落しました。これを受けて「米国株の強気相場は終わった」ーそう考える投資家も少なくないと思います。しかし、結論から言えば強気相場はまだ始まったばかりだし、相場から絶対に降りるべきではありません。

【米10年債利回りとダウ平均:2003-2018】
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チャートは米10年債利回りとダウ平均の15年チャートです。

00年のITバブル崩壊をきっかけに、FRBが政策金利を大幅に引き下げたことで、米10年債利回りも下落(価格は上昇)していましたが、その後FRBが利上げに転じると米10年債利回りは上昇(価格は下落)し、ダウ平均は1万4000ドルと当時の過去最高値を記録しました。(つまり、投資家らはこの時、安全資産の米10年物国債を売り、リスク資産である株式を買っていたというわけです)

07年、サブプライムローン問題をきっかけに、将来の先行き見通しに不透明感が漂い始めると、米10年債利回りは低下し始め、株式市場は崩壊していきます。(この時、投資家らはリスク資産の株式を売り、安全資産である米10年物国債を買っていたということです)

その後、FRBによるゼロ金利政策で株式市場は持ち直し、15年12月に利上げに転じると、米10年債利回りと株価は大きく上昇しました。

つまり、株式と債券の価格はシーソーと同じで、どちらかが買われればどちらかが売られるわけです。そのため、FRBが政策金利を引き上げている局面では、債券は売られ株式が買われます。ちなみに、これは新興国の株式市場ではより顕著になって現れます。

【米10年債利回りと新興国株ETF:2003-2018】
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(※新興国株ETFはiシェアーズMSCIエマージング・マーケットETF:EEM)

チャートを眺めると、米10年債利回りと新興国株ETFが相関関係になっていることが確認できます。通常、米10年債利回りが上昇すると、新興国の政府や企業にとってドル建て債務の負担が膨張するので、マイナスの影響を及ぼします。

しかし、米10年債利回りが上昇するということは、欧米の機関投資家らがより高い利回りを求めてリスク資産にお金を流すことになるので、先進国株よりも新興国株に次第に投資資金は流れ始めます。つまり、18年以降、金利がさらに上昇することが予想される中で、米国株よりも新興国株の方がより高い利回りが期待できるということです。

【ダウ平均:日足】
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さて、ダウ平均はこれまで一貫して過去最高値を更新してきましたが、ここにきてようやく調整が入るようです。ターゲットは2万5050ドル。これを割り込むようなら200日移動平均線の2万2726ドルがターゲットになります。

この調整局面はここからさらに上昇するために必要な準備期間です。

グッドラック。

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