バフェット太郎です。

週明け5日のNYダウ株式市場は一時1597ドル安と過去最大の下げ幅を記録したわけですが、二日間の下落率を見ると約7%、S&P500種指数は約6%程度でした。これは、過去50年間を振り返ると二年に一度のペースで起きている現象なので、特にセンセーショナルに受け止める必要はありません。

ちなみに08年の金融危機を振り返ると、9月29日にー6.9%安、10月15日にー7.8%安、12月1日にー7.7%安と、わずか一日で7~8%程度暴落していたので、当時の地獄のような日々に比べれば大したことないです。

とはいえ、これまでボラティリティ(変動率)がずっと低い水準で推移していただけに、久しぶりの暴落は多くの投資家にとってショッキングだったし、そもそも人は、目の前で起きていることを潮目の変化みたいに大きく捉えてしまう傾向があるので、大きな関心を抱くことは自然なことです。

さて、投資家の関心は、今回の調整局面が短期間のうちに収束するのか、あるいはこのままズルズルと弱気トレンドが続くのかということだと思います。結論から言えば、今回の調整局面は短期間で終わると思います。

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そもそもこれまでの強気相場の背景には、FRBが金融緩和を続けてきたことが要因に挙げられます。15年以降、五回の利上げに踏み切ったからといっても、政策金利は依然として1.25~1.50%と低水準で推移しています。

これは景気が回復しつつある中で、金融緩和状態が続いていることを意味するので、この状態が変わらない限りは相場が崩れることはありません。

また、今回の暴落で逆資産効果から個人消費に向かい風が吹いたことも投資家にとっては朗報になり得ます。なぜなら、個人消費が低迷すればFRBは利上げのペースを速めることはできないので、金融緩和状態が長く維持されるからです。

そのため、利上げのペースが加速しないのなら、行き場を失っていた投資マネーが再び株式市場に流入するはずです。

株をできるだけ安く買いたいと願っている非投資家にとって、調整局面が短期間で終わることは望んでいないと思います。しかし、マーケットは投資家の都合に合わせてはくれないので、まだ早いかなとは思いつつも、勇気を出して相場の海に飛び込むしかないのです。

グッドラック。

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