バフェット太郎です。

今週、ダウ平均は一時1597ドル安と一日の下げ幅として過去最大の下げ幅を記録したわけですが、投資家の関心はこの調整局面はすでに終わっているのか、あるいは終わっていないのか、また、終わっていないのならどれくらいまで下がるのかということだと思います。

結論から言えば、今回の調整局面は約三カ月間続き、ダウは約2万2000ドルまで下がります。

【VIX指数:1990ー2018】
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過去28年間を振り返ると、投資家の不安心理を表すVIX(恐怖)指数が40ポイントを上回ったのは、今回を除いて八回しかありません。

①【アジア通貨危機:1997】
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1997年、タイが為替政策を変動相場制から固定相場制へと移行したことで、割高と判断されたタイ・バーツが暴落しました。これがインドネシアや韓国に波及して通貨危機となりました。

この時、ダウ平均は6%程度下げ、約三か月間調整しました。

②【ロシア財政危機:1998】
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98年は97年のアジア通貨危機の余波を受けてルーブルが急落し、ロシアがデフォルト(債務不履行)に陥りました。また、ロシアに投資していた米ヘッジファンドのLTCM(ロング・ターム・キャピタル・マネジメント)も破綻しました。

この時、ダウ平均は約20%下げ、約三か月間調整しました。

③【米同時多発テロ:2001】
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2001年、旅客機等を用いた四つのテロ事件が米国を襲い、全世界に衝撃が走りました。米国株式市場は株式取引が中止され、再開したのはテロ事件が起きて一週間後の9月17日でした。

この時、ダウ平均は最大で16%ほど下げましたが、経済危機というわけではなかったので一か月後には元の水準まで回復しました。

④【ワールドコム破綻:2002】
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02年、米通信大手のワールドコムが経営破綻しました。ワールドコムはM&Aを繰り返すことで急成長してきましたが、粉飾決算など不正会計をしていたことが発覚して倒産しました。資産総額は連結ベースで1070億ドル(約12兆円)にのぼり、米史上最大の経営破綻としてセンセーショナルに取り上げられました。

この時、ダウ平均は20%以上下げました。また、03年にイラク戦争が勃発したこともあり、相場が回復するまで一年くらいかかりました。

⑤【金融危機:2008】
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08年、投資銀行リーマン・ブラザーズの破綻が引き金となり、世界の株式市場は大暴落しました。下落率は50%を超え、相場が回復するまで約一年かかりました。

⑥【ギリシャ危機:2010】
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10年、ギリシャが財政赤字についてウソの報告をしていたことが明らかになると、ギリシャ国債の格付けが引き下げられ、ギリシャ国債が暴落しました。

この時、ダウ平均は約16%ほど下げ、約三か月間調整しました。

⑦【米国債ショック:2011】
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11年、米格付け機関のS&P(スタンダード&プアーズ)が米国国債の格付けを従来のAAA(トリプルエー)からAA+(ダブルエープラス)に格下げしたことで、株式、債券、通貨のそれぞれの市場で混乱が見られました。

この時、ダウ平均は約20%下げ、約三か月間調整しました。

【中国発世界同時株安:2015】
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15年1月、中国の株式市場でサーキットブレーカー制度が導入されました。これは株価急落時に取引を中止させて投資家たちをクールダウンさせるための措置なのですが、これが導入されると中国の投資家たちは売れないことに狼狽し、パニック的な売りが膨らみました。

マーケットが混乱する中、7月に中国政府が上場企業の大株主や経営幹部に対して、持ち株の売却を半年間禁じることを決定すると、「禁令が明ければ売りがさらに加速する」との懸念から株はさらに売られました。

こうした一連のパニックが世界の株式市場にも波及して、ダウ平均は約12%下げました。また、調整局面は約三か月間でした。

★★★

過去を振り返ると、VIX指数が40ポイントを超えた場合、ダウ平均は15~20%下げ、約三か月間の調整局面を迎える傾向にあるということがわかります。

つまり、過去の経験則に従えば、2万6600ドルだったダウ平均は2万1280ドル~2万2610ドル程度まで下げて、約三か月間の調整を迎えるというわけです。

別の言い方をすれば、これから三か月は投資家にとって絶好の買い場となるので、これから投資を始める投資家にとって、あるいは買い増しを狙っている投資家にとって幸運の三か月になり得ます。

グッドラック。

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