バフェット太郎です。

ダウ平均が直近の高値から10%以上下げたことで米国株式市場は調整局面を迎えたわけですが、この時、投資マネーの逃避先の一つとなったのが安全資産として知られる金先物市場でした。

政策金利の上昇は短期的には株式市場にとってマイナス材料となるため、安全資産の金が注目されやすいですが、金価格が上昇するからと言って金鉱株には投資すべきではありません。

【1985-1989】
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チャートは1985年~1989年末までの政策金利とバリック・ゴールド(ABX)の株価推移を表しています。このチャートを眺めると、金利が下がるとバリック株が上昇し、金利が上がるとバリック株が下落する逆相関の関係であることがわかります。

【1989-1993】
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89年以降、93年まで金利が下がり続けるとバリック株は5ドルから30ドルへと暴騰しました。この時もやはり政策金利と金鉱株は逆相関の関係でした。

【1994-2000】
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94年から2000年にかけて政策金利は上がったり下がったりと、FRBは方向感の乏しい金融政策を余儀なくされました。これはアジアや南米の新興国で通貨危機が起きたためです。しかし、金利と金鉱株の逆相関の関係はこの時も同様に見られました。

【2001-2004】
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00年のドットコムバブル崩壊以降、FRBが政策金利を引き下げ始めると、株式市場が低迷している中で金鉱株は16ドルから24ドルへと大きく上昇しました。

【2004ー2007】
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04年から07年までの三年間、この時だけは政策金利と金鉱株は相関関係にありました。これは300ドルだった金先物価格が700ドルへと暴騰したことで金鉱株もつられて買われたためです。

【2008-2018】
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08年の金融危機以降、FRBはゼロ金利政策を実施し金利は急落しました。一方でバリック株は20ドルから50ドルへと暴騰しました。その後、政策金利は0%以下には引き下げられないことからバリック株は急落、15年12月以降ズンズンと利上げが進む中でバリック株は今もなお低迷しています。

さて、金価格が暴騰した「04~07年」を除けば、政策金利と金鉱株は逆相関の関係であることがわかります。現在、FRBは年三回、19年と20年にそれぞれ二回の利上げを予想していることを考えれば、金利はさらに上昇して金鉱株は軒並み売られることが予想されます。

従って、米国株式市場の先行き見通しが悪化しているからと言って金鉱株に投資するのは間違っています。金利が上がりきって、そこから下落に転じた時が買い時なのを忘れないでください。

グッドラック。

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