バフェット太郎です。

先週一週間、S&P500種指数は米10年債利回りの上昇を嫌気してー4.68%安と急落しました。一方で米国株よりもボラティリティ(変動率)が高いとされる新興国株はそれほど大きな急落は見られませんでした。

例えば、タイ株式ETF(THD)はー2.11%安、マレーシア株式ETF(EWM)ー3.35%安、フィリピン株式ETF(EPHE)はー0.84%安、インドネシア株式ETF(EIDO)はー2.46%安でした。

【タイ株式ETF:THD】
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指数は50日移動平均線に支えられて反発しています。

【マレーシア株式ETF:EWM】
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マレーシア株式ETF(EWM)も50日移動平均線から反発しました。

【フィリピン株式ETF:EPHE】
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フィリピン株式ETF(EPHE)は50日、200日移動平均線を割り込んでいますが、前回(17年12月)の安値(35.70)がサポートラインになって反発しています。

【インドネシア株式ETF:EIDO】
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インドネシア株式ETF(EIDO)は一時50日移動平均線を下回る場面もありましたが最後は持ち直しました。

さて、新興国株はボラティリティが高いことで知られていますが、どうして今回は米国株よりも売られずに済んだのでしょうか。

これには三つ理由があって、一つ目はこれらの新興国がコモディティの生産・輸出拠点になっているため、世界経済が上向く中で恩恵を受けると見られているからです。

二つ目は外貨準備高が着実に増えてきており、政府の財政状況が改善しているためです。これは、コモディティ価格が上昇しているだけでなく、ドル安が加速したことも要因となっています。

三つ目は、この数年間、新興国株は米国株に比べてアンダーパフォームしてきたことで割安に放置されてきたためです。実際、米国株のPERは約22倍であるのに対して、新興国株のPERは約16倍と割安です。

この三つの理由から、世界同時株安の中で新興国株が米国株よりも売られずに済んだというわけです。

しかし、米国株式市場の調整局面が長引けば、投資マネーが新興国株式市場から流出しかねないため警戒する必要もあります。

そもそも、これまで世界の投資マネーは世界経済が上向いてきたことを追い風に、より高い利回りが期待できる投資対象に流れてきましたが、米国債利回りが上昇する中で調整局面が長引けば、リスク回避の姿勢が強まり、新興国株式市場から投資資金が流出し、米国債などの安全資産に投資マネーが流入してしまうからです。

とはいえ、バフェット太郎は今回の調整局面は三か月程度に収まり、世界経済の景気拡大はまだまだ続くと思っているので、投資家たちは新興国株に対してそれほど悲観的になる必要はないなと考えています。

グッドラック。

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