バフェット太郎です。

米10年債利回りの急騰がきっかけとなった今回の調整局面で、株式を投げ売りした投資家も少なくないと思います。また、高値警戒感から調整局面を前に売った投資家もいると思います。しかし、彼らが再び株式市場に参入するのは難しそうです。なぜならバリュエーションが割高で再び「買い」をいれるのに躊躇してしまう水準だからです。

株価が割高か割安かといったバリュエーションを判断する指標にシラーPERというものがあります。このシラーPERとは、普通のPERがEPSに対して何倍の価値で取引されているかを表しているのに対して、シラーPERはインフレ調整後EPSの10年移動平均値を用いて計算されています。

そのため、シラーPERは一時的な要因による収益変動や景気循環の影響が除かれ、ノイズのない実質的な株式価値を図る指標として投資家から人気の高い指標です。

【シラーPER:1871ー2018】
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(出所:シラーPER

現在、シラーPERは24.48倍まで下落していますが、先月は26.36倍でした。

過去140年間の平均PERは17倍程度だったので、その水準までバリュエーションが改善するのを待つなら、株価はさらに30%も下落する必要があり、ダウ平均に直すと約1万7000ドル程度になってしまいます。もちろん、1万7000ドル以上はシラーPER的に「割高」になってしまうため、バリュエーションを投資の判断材料に投資している投資家にとって買いにくい状況だと言えます。

また、バリュエーションの判断材料のひとつに「バフェット指数」もあります。

【バフェット指数:1971ー2018】
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(出所:日経平均株価AI予想

そもそもバフェット指数とは、米国の名目GDPと米国の上場企業の時価総額の総和を比べたもので、時価総額の総和が名目GDPを上回ると割高のサインとされています。

このバフェット指標は08年の金融危機前、00年のドットコムバブル崩壊前にも見られたことから、投資家に人気の高い指標です。しかし、これが100に戻るには、株価は約40%も下落する必要があり、ダウ平均に直すと約1万5000ドルになってしまいます。もちろん、それ以上は「割高」であることを示唆しているので、バフェット指数を重視している投資家にとって、やはり買いにくいと思います。

今回の調整局面が必ずしも割安な水準まで下がるわけではないので、十分な値下がりをせずに再び強気相場が訪れるかもしれません。仮にそうなれば、バリュエーションを投資の判断材料にして利益確定売りをしてしまった投資家は、「割高」が続くバリュエーションの中で株価が上がり続けるのをただ指をくわえて眺めている他なさそうです。

グッドラック。

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