バフェット太郎です。

23日のNYダウ株式市場は前日比+347.51ドル(+1.39%)高の2万5309.99ドルと2万5000ドルの大台を超えて取引を終えました。上昇した主な要因は債券利回りが低下したことに加えて、FRB(米連邦準備理事会)が段階的な追加利上げの道筋を示したことで、「利上げのペースが加速するのでは?」と警戒していた投資家らを安心させたためです。

FRBは半期に一度の金融政策報告で、国内経済の底堅さを踏まえ「段階的な追加利上げが正当化される」との認識を示しました。また、CMEフェドウォッチによれば、市場では95.5%の確率でFRBが3月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で利上げを実施すると予想されています。

【米10年債利回り:日足】
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投資家の懸念材料になっている米10年債利回りは2.88%と低下しました。

これまで米10年債利回りが上昇する中で株価も上昇してきたわけですが、なぜ今になって債券利回りの上昇が懸念材料になっているのでしょうか。

理屈は単純で、債券利回りの上昇はインフレ率の上昇を意味するため、これまでデフレを心配していた投資家たちにとって、債券利回りの上昇はデフレ懸念を和らげるものだったからです。

しかし、景気が回復してインフレ圧力が高まると、投資家らは次第にインフレを心配するようになります。インフレ率の上昇が加速すれば、FRBも利上げのペースを加速せざるを得なくなり、早すぎる利上げは景気の腰折れリスクになってしまいます。そのため今になって債券利回りの上昇が懸念材料になっているのです。

ちなみに、クレディ・スイスのチーフ米株ストラテジストは、米10年債利回りが3.5%を超えると株式にとって悪材料と考えており、バンク・オブ・アメリカのアナリストらは3.0%を超えると悪材料になると考えているようです。

とはいえ、個人投資家はそうした細かな数字にとらわれるべきではありません。なぜなら相場の転換点を正確に予想することはそもそも不可能だからです。そのため相場を大局的な視野で見る必要があります。

そこで相場を大局的に見れば、米10年債利回りの上昇は、配当利回りの高い生活必需品セクターや割高なハイテクセクターにとって悪材料になることを意味するため、これらのセクターに投資している投資家はしばらく忍耐力が必要になることだけは覚悟しておいた方がよさそうです。

【S&P500種指数:日足】
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S&P500種指数は50日移動平均線を挟んだもみ合い状態が続いています。これを明確に突破しないと調整局面を脱したとは言い難いです。

グッドラック。

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