バフェット太郎です。

28日のNYダウ株式市場は前日比ー380.83ドル(ー1.50%)安の2万5029.20ドルと続落して取引を終えました。この日で2月の取引は終わったわけですが、月間下落率はー4.3%安と、2016年1月以来二年ぶりの大きさとなりました。ちなみに2016年1月にダウ平均が大きく下落した主な要因は、15年12月にFRB(米連邦準備理事会)がゼロ金利政策を解除し、政策金利を9年ぶりに引き上げたためです。

さて、商務省が発表した米第4・四半期GDP(国内総生産)改定値は、速報値2.6%増に対して改定値2.5%増と下方改定されました。GDPが下方改定されたことは本来であれば悪いニュースですが、投資家らは「(下方改定されたことで)利上げペースの加速懸念が弱まる」と考え、株式市場は上昇して推移しました。

しかし、その後は原油安を嫌気してエネルギー株が急落すると、株式市場全体が値を下げました。これは米エネルギー省が発表した週間原油在庫が予想を上回って増加したためです。

【原油先物価格:日足】
1
原油先物価格は前日比ー2.17%安の61.64ドルと急落し、50日移動平均線の62.10ドルの水準を下回ったことで、58ドルを目指してさらに値を下げる可能性が大きくなりました。

【ダウ平均:日足】
2
投資家らは米10年債利回りの急騰をきっかけとした今回の調整局面はもう終わったのか、あるいは再び急落してしまうのかということを気にしています。

過去の経験則に従えば、VIX(恐怖指数)が40を上回ると調整局面が約三か月続く傾向があったことから、今回も4月頃まで相場が低迷する展開が予想されます。現在、ダウ平均は2万5029.20ドルと50日移動平均線である2万5281.46ドルの水準を下回っていることから、再び急落するリスクが高まっています。

こうした中、個人投資家らの多くは将来の株高を予想しているため株を手放そうとはしていません。

ウォールストリート・ジャーナルによれば、今後半年間の株高を予想する個人投資家の割合は44.7%と、17年2月の32.8%、16年2月の19.24%を上回り、投資家らが将来に対して楽観的になっていることがわかります。

これは過去二年間、ダウ平均が一本調子で上昇し続けたことが背景にあります。

【ダウ平均:週足】
3
この二年間の強気相場の中で、相場のタイミングを計って途中で利食いに走った投資家ほど、買い持ちしていれば得られたであろう含み益をみすみす見逃す羽目になったのです。

そのため、投資家らは株式市場が急落するかもしれないという不安よりも、強気相場に乗れる絶好のチャンスをみすみす見逃してしまうかもしれないという不安の方が大きくなっていることから、将来の株高を予想する人たちが増えているというわけです。

でもこれって仮想通貨市場で見られたことに似ています。

17年末、ビットコイン価格が200万円の大台を突破した際、多くの人々が千載一遇のチャンスを逃すまいとして仮想通貨市場に参入しました。参加者の多くは将来の見通しに楽観的で、ビットコイン価格が200万円を割り込み、180万円、170万円と値下がりする中でも、将来値上がりするのは確実なのだから買い持ちが賢明だと考えていたわけです。しかし、気づけば高値の半値以下まで下がり、多くの参加たちが含み損を抱えて仮想通貨市場の凍死家になってしまっています。

現在の米国株式市場を取り巻くセンチメントは仮想通貨市場に似ている。

将来の見通しに誰もが楽観的になった時、相場は投資家らをあざ笑うかのように真逆の未来を提示する。

グッドラック。

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