バフェット太郎です。

相場の世界では、3月は「狂乱の3月」とか「嵐の3月」と言われていて、株価は上旬に上昇し、中旬頃からギクシャクしだし、下旬に下げる日が多くなるという傾向があることから、マーケットでは警戒感が高まっています。

また、世界同時株安のきっかけとなった米10年債利回りは、現在2.86%と約5年ぶりの高水準に達していることも、投資家心理を悪化させる要因となっています。

【米10年債利回り】
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米10年債利回りが上昇している背景には、インフレ懸念が高まっていることに加えて、米国の経済指標が好調であることから、FRB(米連邦準備理事会)が3月20・21日開催予定のFOMC(公開市場委員会)で追加の利上げに踏み切ることが確実視されているためです。

また、投資家らは年初に年内三回の利上げを予想していましたが、経済指標が好調であることから年内四回の利上げもあるのではと考え始めていることも、米10年債利回りが上昇する追い風となっています。とはいえ、年内三回の利上げも四回の利上げもたいした違いはなく、相場に大きな影響は与えないと思います。

さて、過去を振り返れば、FRBが政策金利を引き上げるということは、米国経済が良好だということを認めたことに他ならないため、利上げ局面は株価が上昇しやすいことで知られています。そのため、米国の強気相場は長期的に見ればまだまだ続きます。

【1994ー2018】
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チャートはダウ平均と政策金利の長期(1994ー2018)チャートです。

90年代、政策金利は3%から6%に引き上げられましたが、この間、ダウ平均は最大+188%(約3倍)上昇しました。しかし、00年のドットコムバブル崩壊以降、政策金利が6%から1%まで下がると、ダウ平均は最大ー30%下げました。

02年になると株価は底を打ち、新興国経済の拡大も追い風となり、ダウ平均は07年11月にかけて+77%上昇しました。しかし、米国で不動産バブルが崩壊し、金融危機が起きるとFRBは再び利下げに舵を切り、0%まで金利を引き下げるとダウ平均は最大でー50%下げました。

09年3月に株価は底を打ち、18年2月にはダウ平均が2万6600ドルと過去最高値を更新し、09年の底値から+277%(約4倍)も上昇しました。

このように、FRBが政策金利を引き上げる局面は株高になりやすいことから、米国の強気相場はまだしばらく続くことが予想されます。

とはいえ、利上げペースが急速に加速し出すと短期的には株式市場にマイナスの影響を与えるので、利上げのペースには注意しておかなければなりません。

【1994ー95末】
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94年の一年間、政策金利が3%から5.5%へと上昇する中で、ダウ平均は3500ドルとほぼ横ばいで推移しました。一年間で2.5ポイント上昇するということは、0.25ポイントの利上げを十回実施することに他ならず、18年に予想されている年三回と比べるといかにペースが速いかがわかります。

【2004ー07末】
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こちらのチャートは04年から07年12月末にかけてのダウ平均と政策金利の推移です。

04年6月から06年6月にかけて、政策金利が1%から5%へと大きく上昇する中で、ダウ平均は約1万1000ドルとほぼ横ばいで推移しました。二年間で4ポイントの利上げは、0.25ポイントの利上げを十六回(一年で八回)実施することを意味します。

このように、利上げペースが急速に加速する場合、株式市場は上昇せず、横ばいが続く公算が大きくなります。現在、FRBは18年に年三回、19年と20年にそれぞれ年二回の利上げを予想していますが、これが実現できるという保証はありません。

仮に、経済指標が過熱し、金融引き締めを急がなくてはならない状況になれば、利上げが年八回とペースが加速する可能性は十分あり、株式市場は低迷する公算が大きいです。

とはいえ、長期的に見れば政策金利の引き上げは株高を意味するため、長期投資家はタイミングを計った売買をするよりも、買い持ちするだけで資産を増やすことができるはずです。別の言い方をすれば、利上げ局面での調整局面は全て持株を買い増す絶好のチャンスだというわけです。

グッドラック。

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