バフェット太郎です。

9日のNYダウ株式市場は前日比+440.53ドル(+1.77%)高の2万5335.74ドルと大きく上昇し、ナスダック総合は+132.86(+1.79%)高の7560.81ポイントと過去最高値を更新しました。上昇した主な要因は、2月の米雇用統計が好感されたためです。

非農業部門雇用者数は予想20万人増に対して、結果31万3000人増と予想を大幅に上回りました。

失業率は予想4.0%に対して、結果4.1%と予想より悪かったです。

平均時給の前月比は予想0.2%の上昇に対して、結果0.1%の上昇と予想を下回りました。

平均時給の前年比は予想2.8%の上昇に対して、結果2.6%の上昇と予想を下回りました。

労働参加率は63.0%と、1月の62.7%から上昇しました。

雇用の内訳は、建設業が6万1000人増と、2007年3月以来の大幅増でした。これは2月は季節外れな暖かい日が続いたことで建設業の仕事が増えたためです。また、製造業も3万1000人増と好調でした。国内外の底堅い需要とドル安が輸出企業にとって追い風となったためです。

★★★

さて、2月の非農業部門雇用者数は予想外に大幅な伸びとなりました。そもそも投資家らは、米国の労働市場が完全雇用状態に達したか、もしくは最大雇用をやや超えた状態になっていると考えていたので、雇用者数にはそれほど期待していませんでした。

別の言い方をすれば、投資家らは雇用者数が伸びず、労働市場が引き締まりを見せる中で、企業が労働者を確保するために賃金を引き上げざるを得なくなり、結果的に平均時給が伸びて景気がさらに拡大する。そんなシナリオを描いていました。

ところが発表された雇用者数は31万人増と予想以上に増えた一方、平均時給は予想より0.2ポイント伸び悩みました。これはつまり、米国の労働市場にはまだスラッグ(たるみ)が残っていて、十分に引き締まっていなかったこと、そして企業も賃上げをする必要に迫られていなかったことが明らかになったわけです。

従って、賃金の伸びが依然として鈍いことから、FRBの利上げペースは緩やかなペースに留まることが予想されます。これは、金融緩和状態が長く続くことを意味しますから、株式市場にとって追い風となります。

【ダウ平均:日足】
1
ダウ平均は50日移動平均線をやや上回って取引を終えました。

【S&P500種指数:日足】
2
S&P500種指数はすでに50日移動平均線を突破しています。

株式市場は再びリスクオンの姿勢に傾いており、1月につけた高値を試す展開が予想されます。

グッドラック。

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