バフェット太郎です。

トランプ大統領がティラーソン国務長官を更迭し、後任にポンペオCIA(中央情報局)長官を充てる人事を発表しました。ティラーソン氏はかねてから北朝鮮への対応については対話を重視していた一方、ポンペオ氏は北朝鮮との交渉において妥協は一切ないと話すなど強硬姿勢を示していることから、軍事衝突のリスクが高まっています。

また、トランプ大統領は先日、鉄鋼とアルミニウムに対してそれぞれ25%と10%の関税をかけることを決定し、欧州はこれに対して報復関税をかける計画を発表するなど、貿易摩擦が激化しつつあります。

そもそも保護主義は世界経済にとってマイナスの影響を与えることで知られていて、1929年の世界恐慌も保護主義が原因です。当時、フーバー大統領がスムート・ホーリー法という高関税をかける政策を実行し、世界各国はこれに対して報復関税をかけるなどの対抗措置を取りました。

結果、世界の貿易はスパイラルに縮小し、失業率は急増、株式市場は大暴落しました。

【世界恐慌(1929年):ダウ平均】
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1929年のチャートを振り返ると、9月の381ドルから15%ほど下げて調整した後、相場は回復しつつありましたが、5週線(30日)が13週線(78日)を割り込み、さらに緑のサポートラインを割り込むと、その後大暴落したことが確認できます。この時ダウ平均はわずか一カ月で四割超下落しました。

また、1987年は為替レートを巡って米欧が対立ていた時も、同様の相場を形成していました。

【ブラックマンデー(1987年):ダウ平均】
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1987年、ダウ平均は2700ドルから一時10%近く下げて調整した後、相場は回復しつつありましたが、5週線が13週線を割り込み、緑のサポートラインを割り込むと、その後約二週間で四割近く暴落しました。

【2018年:ダウ平均】
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これが2018年現在のチャートです。1929年同様、米国は保護主義に傾斜し、1987年同様、欧州との関係がギクシャクしつつある中で、株価は直近の高値から一時12%下げて調整した後、相場が回復しつつあります。そして先週、5週線が13週線を割り込みデッドクロスを形成しました。

過去のパターンが繰り返すなら、ダウ平均は緑のサポートラインである2万3800ドルを割り込み、その後数週間かけて暴落することになります。

★★★

さて、こうして過去の暴落と類似するチャートパターンを見ると、「米国株の終わりがやってくるのかな」って不安になると思うんですけど、実は株式投資の世界では、こうした類似のチャートパターンを持ち出して予想してもハズレることの方が多いのであまり気にしないでください。

ただし、投資家たちは緑のレジスタンス(上値抵抗線)とサポートライン(下値支持線)は注意深く見ているので、このラインを突破できるのかどうかは気にした方がいいです。

つまり、レジスタンスを突破してくるようなら調整局面は終わった公算がますます大きくなりますし、これを突破できずに下のサポートラインを割り込むようなら、しばらく相場が低迷する公算が大きくなるということです。

グッドラック。

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