バフェット太郎です。

14日のNYダウ株式市場は前日比ー248.91ドル(ー1.00%)安の2万4758.12ドルと下落して取引を終えました。下落した主な要因は、トランプ大統領の貿易計画を巡って世界貿易戦争への不安が強まったためです。

トランプ大統領は中国が知的財産権を侵害しているとして、同国からの輸入品のうち最大600億ドルに相当する製品に関税をかすことを計画していることが判明し、さらにホワイトハウスは中国に対し、対貿易黒字を1000億ドル削減するよう要求していることを明らかにしたことで、世界貿易戦争への不安が強まり、資本財株を中心に「売り」が殺到しました。

航空機大手のボーイング(BA)は米中貿易摩擦による影響が懸念され、一時5%近く下げる場面がありましたが、結局ー2.48%安で引けました。

米政府機関の統計によれば、中国の2016年の航空機関連輸入のうち58%を米国からの輸入が占めていて、米政府が実際に追加関税に踏み切った場合、中国政府が受注を取り消す可能性があります。ちなみに、ボーイングは去年11月に中国から航空機300機(370億ドル相当)を受注しています。

【ボーイング:BA】
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ボーイングは三日続落し、ついに50日移動平均線を割り込みました。世界貿易戦争が勃発すれば、ボーイングのような資本財株は売上高の減少を招くだけでなく、鉄やアルミニウムなどの素材価格の上昇を受けてコスト増が重しとなり、利益が大幅に減少する可能性があります。

また、ボーイングの株価は330ドルを超えているため、ダウ平均の寄与率が高く、指数の足枷となりかねません。

そもそもダウ平均の算出方法は、構成銘柄30社の株価の合計を除数で割って算出する株価平均型の指数であるため、株価が大きければ大きいほど指数への影響力が大きくなります。従って、ボーイングの株価はゼネラル・エレクトリック(GE)の23倍もあることから、投資家らの関心を集めやすいです。

【ダウ平均:日足】
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ダウ平均の日足チャートです。2月の調整局面で株価は大幅に急落しましたが、値幅は次第に縮小して三角保合を形成、どちらか一方に大きく放たれる可能性が高くなっています。

仮に50日移動平均線を上にブレイクアウトすれば調整局面は脱したと言えそうですが、下にブレイクアウトした場合は、2月調整局面の2万3800ドルと2万3400ドル水準がサポートラインになります。

【S&P500種指数:日足】
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S&P500種指数の日足チャートです。調整局面を脱しつつあったように見えましたが、再び50日移動平均線を試す展開となっており予断を許しません。

世界的な貿易戦争への不安と、北朝鮮を巡る軍事リスクが高まる中で、投資家らの唯一の希望は企業業績ですが、それさえ貿易戦争への懸念で見通しが悪化するようなら、これまでの強気相場が崩れかねません。

グッドラック。

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