バフェット太郎です。

16日のNYダウ株式市場は前日比+72.85ドル(+0.29%)高の2万4946.51ドルと上昇して取引を終えました。上昇した主な要因は、この日発表された経済指標が好感されたためです。

FRB(米連邦準備理事会)が発表した2月米鉱工業生産指数は予想0.3%の上昇に対して、結果1.1%の上昇と予想を大きく上回りました。これは四カ月ぶりの大幅な伸びとなりました。

そもそもこの米鉱工業生産指数とは、米国の工業及び製造業において、毎月どれくらいの製品が生産されたかを測る指標で、製造業と鉱業、電力・ガスの部門から成ります。

2月の製造業生産は1.2%の上昇、鉱業は4.3%の上昇、建設資材は2.3%の上昇と好調でした。

一方で電力・ガスは5%近く低下しました。これは暖冬の影響で暖房需要が減ったためです。

米鉱工業生産指数が好調だった背景には米税制改革を追い風とした投資支出の拡大が挙げられるわけですが、トランプ大統領が鉄鋼・アルミニウムに対してそれぞれ25%と10%の関税を課したことで、今後はこれらが圧迫要因になりかねません。

工場がどれだけ十分に設備を稼働しているかを示す製造業の設備稼働率は、予想77.7%に対して、結果78.1%と2015年1月以来の高水準となりました。

【米国設備稼働率】
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(データ出所:FRB

過去23年間の米国設備稼働率を眺めると、01年と08年から始まる不況期において稼働率が低迷していることがわかります。また、その直前には稼働率が下落を始めているか、伸び率が鈍化していることがわかります。

そのため、16年は稼働率が落ち込んでいることからリセッション(景気後退)入りするのではとの懸念が高まりました。しかし、米大統領選挙以降、製造業は復活し再び上昇トレンドを形成していることから、リセッションは遠いと見ることができます。

設備稼働率の上限は理論的には100%とされていますが、これは米国のあらゆる企業がすべての工場の設備を休みなくフル稼働させた場合に生産できる量なので、現実的には不可能な数字です。そのため実際のところは80~85までが限界で、80以上は景気が過熱していると解釈します。

現在の稼働率78.1%は過去20年平均の77%を超えているものの、景気が過熱しているとは言えず、米国に景気拡大の余地があることを示唆しています。

【ダウ平均:日足】
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ダウ平均は依然として50日移動平均線を下回り、チャートが三角保合いを形成していることから、調整局面を脱したとの確信は得られず、短期的な急落の可能性が否定できないものの、中・長期的に見れば米国株は強気のスタンスで大丈夫です。

グッドラック。

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