バフェット太郎です。

少し未来の話をしようと思う。

これから二年間、あなたは先行き見通しを懸念して保有株を次々と手放します。もちろん、安くなったら買い戻そうと考えて売るわけですが。

しかし、株式市場は一向に暴落しません。とはいえ、上値も重く、慌てて買い戻す必要もないとあなたは考えます。

そうこうするうちに景気は過熱し、FRBはいよいよ利上げの手を休めます。

ー(いよいよリセッションか)ー

すると株価は大暴騰。株を十分に買い戻していないあなたは、暴騰する株価をただ指をくわえて眺めることになります。

とはいえ、暴騰する直前に買い戻したわずかな株式のパフォーマンスは、極めて高いリターンとなるので満足のいく結果になります。投資しそびれた大量の「現金」に目をつぶれば。

★★★

先日のFOMC(米連邦公開市場委員会)でFRB(米連邦準備理事会)がフェデラル・ファンドレート(政策金利)を0.25ポイント引き上げ、1.50~1.75%にすることを決定しました。

こうした中、個人投資家たちは利上げが自身のポートフォリオにどのような影響を与えるのかについて心配していると思いますが、結論から言えばそんなに心配する必要はありません。

とはいえ、利上げは短期的にみれば株価の上値を重くするため、09年から続く株高に慣れてしまった投資家たちは、値上がりしない株に嫌気が指し、株を一旦手仕舞い、値下がりした後に買い戻そうと考えます。事実、2004年7月から2006年6月末にかけての利上げ局面で、ダウ平均はほとんど上昇しませんでした。

【フェデラル・ファンド金利とダウ平均の推移:2004ー2006】
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04年7月から06年6月末にかけて、FRBはフェデラル・ファンド金利を1%から5%に段階的に引き上げました。同期間、1万0500ドルだったダウ平均は二年後の06年6月末になっても1万0500ドル程度でほとんど上昇していませんでした。

このように、利上げ局面では株価の上値は重く、これまでの株高相場に慣れてしまった投資家にとって歯がゆい展開が続くため、利食い売りが散見されることが予想されます。
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しかし、04年から06年の利上げ局面をもう一度よく眺めると、ダウ平均は上値と下値を少しずつ切り上げており、06年7月以降から始まる株高に向けて加速しつつある兆候を見せています。

そのため、個人投資家らは上値が重いギクシャクした相場展開が予想されるなかで、それほど悲観的になる必要はなく、「買い持ち」しているだけで大丈夫です。

ちなみに、利上げに弱いとされている高配当株ですが、それも過度に心配する必要はなさそうです。

【iシェアーズ高配当株式ETF(DVY)2004ー2006末】
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米国の高配当株で構成される指数に連動するようにデザインされているiシェアーズ高配当株式ETF(DVY)は04年から06年末にかけて33ポイントから47.55ポイントと+44%高と大きく上昇しました。これは同期間中、高配当株ETFに含まれる公益株が+67.6%高と大きく上昇したことが要因です。

また、06年6月末に利上げが終わると、高配当株ETFが一気に急騰していることから、高配当株が本格的に上昇するのは、FRBが追加の利上げを止めた時になります。

高配当株に加えて、利上げ局面ではエネルギー株も強いです。

【エネルギー・セレクト・セクターSPDRファンド(XLE)2004ー2006末】
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04年から06年末にかけてエネルギー株ETF(XLE)は+115%高と大きく値上がりしました。エネルギー株が暴騰した主な要因は、原油価格が04年の1バレル33ドルから06年に一時80ドルまで暴騰したためです。

エネルギー株は原油価格が暴落したことでこれまでボコボコに売られてきましたが、これから数年間、エネルギー株は再び注目される公算が大きいです。

一方で、ハイテク株は利上げ局面に弱いです。

【テクノロジー・セレクト・セクターSPDRファンド(XLK)2004ー2006末】
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04年から06年末にかけてハイテク株ETFは+15.6高と、S&P500種指数の+27%高を下回りました。

そのため、今後「FAAMG」株をはじめとしたハイテク株にへの投資は、投資家の期待を裏切る公算が大きいです。

まとめると、個人投資家は利上げ局面でも自信を持って買い持ちしていて大丈夫です。むしろ短期的な調整局面で狼狽売りすることのないように気をつけてください。セクター別では、エネルギー株が上昇しやすい一方、これまで好調だったハイテク株の上値が重くなります。

グッドラック。

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